以前した質問の棚卸中

Question

以前下記のような質問をいたしました。

union句をサブクエリに含むクエリはどんな場合に使われますか？また、union句が使えない場合とはどんなときですか。例などを交えて説明いただけると幸いです。

回答として下記のような内容をいただきました。

テストデータを作る場合

insert into tbl
(col1, col2, col3)
select *
from(
 select 'hoge1' col1, 'hoge2' col2, 'hoge3' col3
 union all
 select 'huga1' col1, 'huga2' col2, 'huga3' col3
) as hoge;

上記のようにinsertするメリットがよくわからないのですが、なぜ副問い合わせとして上記のような記述スタイルをとるのでしょうか。

個人的にはFWのシーダーを使ったり、使わなくともinsert intoで普通にテストデータをinsertした方がシンプルでわかりよいと思うのですが。上記のようにunion allと派生テーブルを使ってinsertするメリットはなんでしょうか。

Answer 1

UNION ALLを使う限り、重複データの除外がないので

insert into tbl
select * from(
select 'hoge1','hoge2','hoge3'
union all
select 'huga1','huga2','huga3'
) as hoge;

としても

insert into tbl select 'hoge1','hoge2','hoge3';
insert into tbl select 'huga1','huga2','huga3';

としても、結果は同じです
(今回のデータは重複もしていないのでUNIONでも一緒ですが・・)
違うところと言えばinsertをするセッションが前者は1回で済むのに対して
後者は2回発生していること
insert構文を複数回実行するとオーバーヘッドが大きいので
2件程度ではさほど意味はありませんが、数が多くなればそれなりの
処理速度の差が出ると思います。

それもあってMySQLの場合、テストデータはバルクinsertを利用して
投入することが多いでしょう

insert into tbl values('hoge1','hoge2','hoge3'),
('huga1','huga2','huga3');