RHEL7.2 ユーザの強制的作成

Question

RHEL7.2のインストールにおいて、問題が発生しました。

ディスクからのインストール時に、順番に設定を行い、最後に右下の"インストールを始める"を押下すると、インストールが開始します。
それと同時に画面上にrootのパスワードとuserの作成のタブが出ます。
そこで、ユーザーを1つ作成したのですが、インストールが終わった後GUI画面右上のプルダウンから、先ほど作成したユーザーでloginできるか確かめようとしたところ、
なぜか新しいユーザーを作成する画面(about you We need a few details to complete setup.という表記があります。これから察するにsetupが完了していないということかと思われます。)
に遷移し、Full name , usernameや言語、timezoneを選ばされたりします。(また、下にEnterprise login というボタンがあり、これを押すと新しいdomain名を作成させられたりします。)
そこから、元の画面に戻ることもできません。
そこで仕方なく、一旦不要なユーザーを作成した後loginし、Terminalから今作成したユーザーを
userdel -f(user名)
で削除し、
/homeからも/etc/passwdからもこのユーザー情報が削除されたことを確認しました。

その後、ユーザーの切り替えを行って、削除されたかどうか確認しようと、先ほどの画面右上のプルダウンからユーザーの変更を試みたところ、真っ暗な画面のままユーザを選択することも出来なくなりました。
そこで再起動したところ、やはり強制的にユーザーを作成する画面に遷移しました。

この現象を改善する(ユーザー作成の画面遷移がでないようにすること)ことはできるでしょうか？
または、インストールの手順に何か誤りがあり、このような状態になっているのでしょうか(たとえばroot以外に必ず別のuserを作成しなければならない、など。その場合は"インストールを始める"ボタンを押すとでる右上のuser作成から作ったuserはなぜカウントされなかったのか?という疑問が出てきます。これはrootとは別のuserという認識です)
私としては新しいuserは不要で作成したくないのですし、root以外に1つlogin用ユーザをインストール中に作成したのにも関わらず、なぜこのようなことになるのかも分かりません。

RHELに詳しい方、ご教示いただければ幸いです。

Answer 1

RHEL サポートに質問した方が確実と思いますが。

CentOS 7 で調べたところ、gnome-initial-setup が起動して、UID 500 以上のユーザーが存在しない場合にユーザー作成画面が表示されるようです。
OS インストール時に作成したユーザーの UID は 500 未満ではないでしょうか？

もし、UID 500 以上のユーザーを作成しないのであれば、ssh でログインするか、一旦、multi-user.target (runlevel 3) で起動して、以下のどちらかの方法をとるといいと思います。

• (A) デフォルトで multi-user.target (runlevel 3) で起動する
• (B) gnome-initial-setup を削除する

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一時的に multi-user.target (runlevel 3) で起動する手順
Grub2 メニュー画面で「e」を押し、「linux16 /vmlinuz-」で始まる行の最後に「 systemd.unit=multi-user.target」または「 3」を追加し、Control-X で起動します。
「login:」プロンプトが表示されますので、root ユーザーでログインします。

※UEFI の場合は異なるかもしれません。

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(A) デフォルトで multi-user.target (runlevel 3) で起動する

# systemctl set-default multi-user.target

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(B) gnome-initial-setup を削除する

# yum remove gnome-initial-setup (または rpm -e gnome-initial-setup)
# reboot

Comments

[shuro]

迅速なご回答感謝いたします。
RHEL7から仕様が変わったようですね。
ありがとうございました。