case式の入れ子について

Question

SQLの勉強をし始めました。
「達人に学ぶSQL徹底指南書」でCase式の入れ子(p15)で質問です。

「女性社員の給料は20万円以下」という
言語道断の人事テーブルのCHECK制約についてです。

回答は
constraint check_sarary CHECK(
case when sex = '2' then case when salary <= 200000
then 1 else 0 end
else 1 end = 1)
です。

なぜCase式を入れ子にする必要があるのでしょうか。
また、salary <= 200000以降の
「then 1 else 0 end
else 1 end = 1」の意味も分かっていません

constraint check_sarary CHECK(
case when sex = '2' then salary <= 200000
else salary end)
とはならないのでしょうか。

ご返信は夜になると思いますが、
宜しくお願いします。

Answer 1

CASEを入れ子にする必要はあまりないと思います。
「女性社員の給料は20万円以下という」問題文に沿った条件をそのまま記述したために入れ子になっているのだと思います。

CASE文はWHENの条件を満たすときにTHENを返しそれ以外はELSEの値を返します。
WHENのあとの条件はANDやORで複数の条件を書くことができるのでこちらのような書き方でも問題ないと思います。

(case when (sex = '2') and (salary > 200000)
      then 0
      else 1
end) = 1

Answer 2

constraint check_sarary CHECK(

case when sex = '2' then case when salary <= 200000
then 1 else 0 end
else 1 end = 1)

ごちゃごちゃしていますが、インデントをちゃんとしてやればスッキリします。

(case when sex = '2' then
    (case when salary <= 200000 then
        1
    else
        0
    end)
else
    1
end) = 1

女性かつ給料が20万以上は0となるcase文が1になるようcheck制約をかける、という感じです。

constraint check_sarary CHECK(

case when sex = '2' then salary <= 200000
else salary end)
とはならないのでしょうか。

型が違うのでだめです。salary <= 200000 は boolean、salary は数値です。
else true end ならOKですが、oracle は boolean を SQL に書けないのでこれでもだめです。

ここであえて入れ子 case を使っているのは直後にある論理積と条件法の解説のためですので、こうじゃないと書けないというわけではないです。case式を入れ子にする必要はありません。

Comments

[k_mail]

問題の意図としては
言語道断の人事テーブルには
「女性で、かつ給料が20万より大きい人」は問題があるので、
0のフラグを立て,
それ以外の人は問題ないので、1のフラグにするということでしょうか。

--女性(sex='2')だったら
(case when sex = '2' then
　 --(女性でかつ)給料が20万円以下だったら
(case when salary <= 200000 then
　　　　--フラグを1にする
1
　　　　--20万より大きかったら(salary > 200000だったら)
else
　　　--フラグを0にする
　　　--(フラグが0は女性かつ給料が20万より大きいので
　　　--言語道断の人事テーブルにふさわしくないという意味の０)
0
end)
女性じゃなかったら(sex ='2'じゃなかったら(男性だったら))
else
1
--↓すいません。この意味が分かっていないです。
end) = 1

[TakeoAsai]

> それ以外の人は問題ないので、1のフラグにする
はい。その通りです。

> end) = 1
case 文が長いのですが構造は x = 1 と同じです。x の部分が入れ子の case 式です。