IDE（統合開発環境）で用いられる文法エラーと宣言された変数や関数の検知を行うには？

Question

IDEには文法エラーの検知や宣言された変数や関数の検知、それに伴う
クラスのメンバー関数の予測等がありますが、これらの機能を
プログラムで作るにはどうすればいいんでしょうか？
パーサーなどを使うのでしょうか？

Answer 1

そうです。

Roslyn についての記事などが参考になると思います。
Visual Studio 2015の新機能“Roslyn”とは

Comments

[KSwordOfHaste]

個人的に興味のある分野なのでRoslynの記事は興味深く拝見しました。こうしたものがあるんですね！

[Zuishin]

面白いですよ。自作のアプリに簡単に C# のマクロ機能が組み込めてしまいます。

Answer 2

言語によって違いますが、Javaなどだとインクリメンタルコンパイルが一般的なので、パーサーというよりはコンパイラーそのものの結果を利用していると思います。C/C++も同様と思いますがJavaに比べプリプロセッサーによるソース記述の柔軟性が高く、インクリメンタルコンパイラーの作りはさらに複雑になっている気がします。

このレベルのものだと、どちらかといえば言語プロセッサーの専門家レベルの知識が必要ではないかなと思います。

一方、そこまで頑張らなくても、例えばソース全体を一度に解析するならAST(抽象構文木)を生成するツールを利用してかなり簡単に作れる場合もあると思います。例えばjavascriptですとesprimaというAST生成ツールがあります。そうしたツールがない場合はパーサージェネレーターを使うなり自前で構文解析処理を書くことになります。言語により構文の複雑度が違いますがC/C++/C#/Javaなど比較的複雑なコンパイラー言語だと人間が直接構文解析処理を書くには少々複雑すぎるのでパーサージェネレータの利用が普通だと思います。

あまりそうしたものに取り組むプログラマーは多くはない印象ですが、難易度云々より情熱（と時間的余裕）次第だろうと思います。

Comments

[KureteRubyLua]

どうも有難うございました