Googoleのプログラム更新についてふと疑問

Question

ふと思ったのですが、googleは検索エンジンをどのようにアップデートしているのでしょうか。

24時間毎秒世界中でたくさんのリクエストが届いている間に、サーバーエラーも起こさずによく毎日(？してるか知らないけど)できるなぁと思ったのです。

Answer 1

１台２台なんて規模ではなく、まして１０台や２０台でもなく、数千とか数万の単位のサーバ群です
（人によっては数十万台、百万台を超えていると言ってる人も）

「クラウドの衝撃: IT史上最大の創造的破壊が始まった 著者: 城田真琴」
という書籍の中で、グーグルのシニア・フェローである Jeff Dean が

1800台で構成されたクラスタ・コンピュータを1単位としてシステムを運用している
このクラスタにおいて1年目におおよそ1000台のマシンで障害が発生
数千件のハードドライブの故障が起こる

と発言したことを紹介しています
1日にいったい何台のサーバが故障してるのやら想像もできません
それでも「Googleのサービスが止まってる！」なんて聞いたことがないですね

こちらもちょっと古い記事ですがこんなのも見つけました

「Google Appsに計画停止はない」 グーグル、SLAから計画停止を削除
http://www.publickey1.jp/blog/11/google_apps_sla.html

この中で

Google App Engineの「High Replication Datastore」は、複数のデータセンター間でPaxosによる同期をとってデータをレプリケーションし、障害時にはデータセンターごと切り替える技術とされています。

と紹介しています

サーバ単位でもクラスタシステム単位でもない、データセンターごと切り替えてるなんて想像規模とぜんぜん違いました・・・

Google Apps のサービスだけでもそのような対応をしているので、検索エンジンのアップデートなんてそれこそ「絶対に止まらないよう」に行われていることでしょう

尚、googleのデータセンター内部映像が公開されてましたのでついでにのせときます
Inside a Google data center
https://www.youtube.com/watch?v=XZmGGAbHqa0

Comments

[starrow1103]

ワクワクするコメントをありがとうございます。
いやー、規模が違いますね。

思わずサブイボ。

データセンターごと切り替える、、、

色々と参考文献もありがとうございます。じっくり読んでみますね。

Answer 2

ロードバランサ―(負荷分散装置）を介して、複数のサーバが外から見ると１つのサーバのように見えるようなシステム構成になっています。

このようなシステム構成については、以下の記事に詳しく説明されています。
ロードバランサの本質（1）：パケットフローから負荷分散の基本を理解する

ロードバランサは、アクセスをサーバに割振って負荷を分散・均一化したり、サーバの故障を検出して動作しているサーバだけが使われるようにしたりする機能があります。

メンテナンス等のために一部のサーバがアクセスされないように設定する事もできますから、外部からの利用を止めずにサーバのメンテナンス（OSやアプリケーションのアップデート、データのバックアップや更新などなど）が出来るのです。

Answer 3

GoogleやFacebookは何台のサーバーを動かしているの？

逆に、これだけの台数のサーバの中身を短時間の内にどうやって更新しているんだろう？
という興味が湧いてきますね。

Answer 4

世界中からのリクエストを一つのサーバーで処理しているわけではありませんから、順番にメンテナンスしているのだと思います。

あるパソコンからのリクエストに送る検索結果と、別のスマホに送る検索結果が同一でないといけないという縛りはありません。

Comments

[starrow1103]

ありがとうございます。

とすると、
・利用されない時間帯のサーバーを順次メンテしている
・利用者がメンテ中の対象サーバーにリクエストを送った時は、稼働している代替地域のサーバーを使う

ということを繰り返しているのでしょうかね

[Zuishin]

利用されない時間帯というのは無いと思います。どのサーバーを使うか切り替えられるはずなので、切り離してからメンテしているんだと思います。

ただ、問い合わせたわけではないので、推測にすぎません。「通常ならこうするであろう、これが一番いいのではないか」という方法です。