Postfixでのメール送信時、To:がブランクだった場合に強制的にFromと同じアドレスを付与する方法

Question

Postfixでの複数アドレス宛の一括メール送信時に、Bccのみを設定してメールを送信する事があります。
その場合、現状の設定ではTo:がブランクになってしまうのですが、メールのお作法的にもよろしくないと考えており、To:がブランクだったときに限り、Fromアドレスと同じものをTo:に付与できないかと考えています。

「エンベロープFromの書き換え」等に関しては、ネット上で色々な記事が見つかるものの、今回実現しようとしている設定については、具体的な手順が見つかりません。

postfixのVerは2.6.6です。

メールに詳しい方、アドバイスお願いいたします。

Comments

[TaichiYanagiya]

あらかじめ、To ヘッダに From のメールアドレスを設定することはできないのですか？ メール送信プログラムの制約か何かで。

[ikeyan_123]

はい、プログラム側の修正が契約上の問題で不可能になってしまい、Postfix側で対応する必要が発生しています。

[otn]

Toヘッダがそもそも無いと自動的にTo: undisclosed-recipients:;が付加されるとおもいますが、そうじゃなくて空白のTo:ヘッダをプログラム側で付けちゃっていると言う事ですかね？

[ikeyan_123]

分かりにくい説明ですみません。プログラム側ではTo:ヘッダは何も指定をしていない状態です。

[otn]

「何も指定していない」とは？？Toヘッダが存在しないのか、空白のToヘッダを付加しているのかどちらなんですか？

[ikeyan_123]

確認したところ、プログラムから送信するメールのテキスト上では、To:ヘッダが存在していませんでした。

[otn]

それであれば、空白のToヘッダが付加されるのは何か設定がおかしいです。

[ikeyan_123]

申し訳ありません。メールに明るくない為、トンチンカンな事を言っていたかもしれませんが、空白のToヘッダはメール受信側で確認した際に「To: undisclosed-recipients:;」の表記が確認できた為、Toが空だったのでそのような表記になっているものと思い込んでいました。

[ikeyan_123]

ちなみに、recipient_canonicalマッピングを利用して、To:に指定された特定のアドレスを、別の物に置き換えるという動作は確認出来ております。

[ikeyan_123]

このやり方が正しいとすると、Toヘッダを指定しなかった場合に、どのように置き換え対象を指定すべきかという点で躓いております。

Answer 1

canonical_* でも header_checks でも、From を見て To を付加／差し替えるといったことはできなさそうです。
milter か content_filter を作成するのがいいと思います。

もし、Postfix を 2台用意できるのなら、以下のような方法で実現できるかもしれません。

• Postfix-1: header_checks で From: が特定のメールアドレスなら、FILTER で Postfix-2 に転送。
• Postfix-2: header_checks で To: を書き換え。※この機能専用で、他の用途には使わない。

Answer 2

コンテンツフィルターを使えば出来ると思います。

Postfix キューに入った後のコンテンツフィルタ