アプリユーザーデータ（クラウド保管）のセキュリティ

解決したい課題

クラウド上に保管されたアプリユーザーのプライベートなデータのセキュリティを強固なものをしたい（＝アプリユーザーが作成したデータの内容が、第三者には絶対に分からないようにしたい）。
できれば、CloudKitのPrivate領域（＋Share領域）が持つセキュリティと同じ、ユーザー本人とユーザー本人（＋本人がデータ共有を許可した他ユーザー）以外の「第三者は、そのデータにはアクセスさえもできない」ようにしたい。
※第三者：アプリ開発者・サーバー管理者を含む。ただし、クラウド事業者は信頼する前提。

考えたこと

１．データは暗号化してクラウドに保存
２．クラウドサーバーのアクセス権限付与運用を徹底
３．不正アクセス対策

※暗号化ロジックを知る開発者がサーバーにアクセス権限がある機会（開発中・メンテナンス中）を考えると、万全とは言えないのか（暗号鍵は各ユーザーのデバイス上で作成＆保存の予定）。それとも「ユーザーのデータの中身が第三者には分からないようにする」目的のためには、一般的にはこれらの対処でリスクは低いのか。開発者・管理者がデータにアクセスそのものができないようにするということは解決できていない。

CloudKitの「Privete領域」

現在はiOS限定アプリの為、利用しているプラットフォームはCloudKit。
CloudKitには「Private領域」があり、Private領域であれば、開発者を含めた第三者はアクセスさえできない、かつ、ユーザー自身が許可した相手には共有できるため（Private領域のShare）、現状では課題を解決できている。
ただ、その仕様からかCloudKitは処理が非常に遅く（CKAssetを利用していることもあり）、Android版展開や今後の機能追加を考えると不自由さが目立つため、別BaaSを検討中。もしCloudKitと同じ機能を持つ他クラウドサービスがあれば解決できるが、大手クラウドサービス事業者に問い合わせたところ「同等のサービス提供はない。自前で作るしかない×相当数の工数投入が必要」との回答。