WindowsServerからのFTP通信

Question

VB.NetからFTPでファイル取得をしたいと考えています。
ですが、APサーバ(WindowsServer)とファイルサーバ(Linux)の接続で以下のようなエラーが発生してしまいます。

System.Net.WebException: リモート サーバーがエラーを返しました: (425) データ接続を開けません

試しにAPサーバ(WindowsServer)のコマンドプロンプトを起動して、FTPコマンドで接続をしてみました。
接続はできたようですが、dirコマンドでディレクトリを見ようとしたところ、以下のエラーが発生しました。

425 Failed to establish connection.

どちらもエラーコード425なのですが…。
これはWindowsServerのファイアウォールの設定が原因なのでしょうか？

クライアントPC(Windows10)からは問題なく接続できております。

ご存知のかたがおられましたら教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

Answer 1

クライアント側の転送モードがPASV(パッシブ)でなければ20番(データポート)と21番(制御ポート)、PASVなら21番と1024番以上を開けてあげないとじゃないですかね。

• PASVモードの場合

サーバ側：21番ポート＋1024番以上のポート

• 非PASV(アクティブ、もしくはPORT)モード

サーバ側：21番ポート＋20番ポート

サーバとクライアント、双方でファイアウォール設定を確認してみて下さい。

Comments

[IzuShin]

kanbeworksさん、ご回答ありがとうございます。

コマンドプロンプトでFTP接続し、dirコマンドを叩いたところ、以下のようなメッセージなため、PASVで接続しているのかと思います。

ftp> dir
200 PORT command successful. Consider using PASV.
425 Failed to establish connection.

基本的な質問で申し訳ありませんが、PASVで接続する場合はPORTをどこで指定しているのでしょうか？
申し訳ありませんが、教えてください。

[kanbeworks]

あ、「200 PORT command successful.」なのでPASVではなくアクティブ(PORT)モードですね。
FTPコマンドをお使いの場合、passiveと打てばパッシブ(PASV)モードになるのですが…
Windowsのコマンドライン版って対応してましたっけ？
あとで確認してみます。
非対応ならFFFTPとかのソフトで確認した方が良いかもですね。

ポートの指定とか挙動については以下を参考にしてみて下さい。

http://www.nina.jp/server/basic/ftp.html

[IzuShin]

vb.netのパッシブ(PASV)モードを有効にしたら上手く接続できました。
ちょっとまだパッシブ(PASV)モードとアクティブ(PORT)モードの違いを理解できていませんが…、とりあえずやりたい事はできました。
ありがとうございました。

[kanbeworks]

アクティブ(PORT)とパッシブ(PASV)の違いは、データ転送のためのポートをどっちが準備するかの違いでしょうか。
まず、制御用のポートはアクティブ(PORT)もパッシブ(PASV)も変わらず21番です。
しかし、データ転送用のポートはそれぞれ違います。

アクティブ(PORT)の場合は、クライアント側から「○番のポートを開けたからここにデータを送ってね」とサーバに伝え、サーバ側の20番ポートからクライアントのポートに接続しに行きます。

逆にパッシブ(PASV)は、サーバ側から「○番(1024番以上)のポートを用意したから、データ転送のためにそこに接続してね」とクライアントに伝え、クライアント側からサーバ側に接続しに行きます。

データ転送用ポートを決定する主導権がクライアントにあるか無いかが、アクティブ(能動的)かパッシブ(受動的)かといったところでしょうか。

FTPサーバとクライアントの間にFirewallやNATを挟む場合は、アクティブモードだと相性が良くないことが多く、パッシブモードで通信するケースが多いかと思います。

[IzuShin]

kanbeworksさん、ありがとうございます。
勉強になりました。