ディスク全体のイメージを取りたいが空き領域は取りたくない…という場合、ファイルシステムを認識できるツールでイメージを取る必要があります。手段は二つです。
###ファイルシステムのバックアップツールを使う。
パーティション単位になりますが、そのファイルシステムのバックアップツールを使います。
- ext2/ext3/ext4 … dump
- xfs ... xfsdump
- btrfs ... btrfs-image
- exfat ... dumpexfat
fat32やntfsはちょっとなさそうです(もしかしたらあるかも)。これらのバックアップツールは書き込まれている領域のみをデータとして保存し、空き領域は保存しません。また、差分バックアップなどの仕組みも備えていますので、世代管理なども可能です。
###ディスク全体のバックアップツールを使う。
上の方法ではディスク全体の情報は保存されません。つまり、パーティション情報は保存されないため、別途取得しておく必要があります。リストア時に手動でパーティションの作成から行う場合は、それで十分なときもありますが、全体を取得しておきたいときもあるでしょう。
そういうときはディスク全体をバックアップできるツールを使います。
- Clonezilla
- FSArchiver
- Partclone
- Partimage (開発停止)
他にも多くのツールがあります。注意して欲しいのは、これらのツールはものによっては対応していないファイルシステムがあるということです。対応していないファイルシステムに対してはddと同じように空き領域を含めた全てのデータになる場合があります。Partimageはかつてディスクイメージバックアップのデファクトスタンダードで多くのLive CDに含まれていましたが、開発が止まっており、最新のext4やbtrfsには対応していません。また、LVMなどの論理ボリュームについてもそれ自身を解釈できなければ、同じように空き領域を取得しないということはできないでしょう。
なお、基本的に、これらのツールはオンラインバックアップができません。マウントしていないディスクしかバックアップできないと言うことです。そのため、OSが動作しているディスクの全体を取りたい場合は、Live CDで起動して取得することが一般的になります。
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