ダイナミックリンクライブラリの作成と使用 (C++)について

###DLLを作成できるようになりたい。
使用環境は、VisualStudio2015
Windows10
です。

DLLについての知識がないため、作成できるようになりたいのですが、Microsoft Developer Network チュートリアルの内容に不明な個所があるため、その部分を教えて頂きたいです。

このページに以下のようなヘッダーファールを作成するとあります。

ここで、#ifdef MATHFUNCSDLL_EXPORTSとありますが、これを定義するのはどの場所なのでしょうか？

プログラムは一応動かしてみて問題なく動作したのですが、どこでこのMATHFUNCSDLL_EXPORTSが定義されるのかがいまいちよくわかりません。

また、「この例では、MATHFUNCSDLL_EXPORTS は MathFuncsDll プロジェクトのビルド時に定義されます。詳細については、「dllexport、dllimport」を参照してください。」と書いてあるのですが、該当ページを見てみたものの、良くわかりません。

どなたか、分かりやすく教えて頂ける方お願いします。

###該当のソースコード

C++
1// MathFuncsDll.h
2
3#ifdef MATHFUNCSDLL_EXPORTS
4#define MATHFUNCSDLL_API __declspec(dllexport) 
5#else
6#define MATHFUNCSDLL_API __declspec(dllimport) 
7#endif

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

こんにちは。

ダイナミック・リンク・ライブラリをビルドする際、dllを使う側から関数等を呼び出せるようにするため、関数名等をexportする必要かあります。
また、dllを使う側は、それらの関数名等をimportする必要が有ります。

__declspec(dllexport)は関数名等につけることでそれをexportします。
__declspec(dllimport)は同じく関数名等につけることでそれをimportします。

そして、これらをヘッダ・ファイルで宣言している関数名等につけることが一般的です。
その際に、dllをビルドする時には__declspec(dllexport)をつけ、dllを使う時には__declspec(dllimport)を付けるように切り替えれば、同じヘッダ・ファイルを使いまわせて便利です。
その切替のためのシンボルがMATHFUNCSDLL_EXPORTSです。

MATHFUNCSDLL_EXPORTSが定義されていればMATHFUNCSDLL_API は__declspec(dllexport)になり、そうでなければ__declspec(dllimport)になりますので、MATHFUNCSDLL_APIを各関数名等につけておけば良いわけです。

従って、MATHFUNCSDLL_EXPORTSはdllをビルドする時だけ定義します。
恐らく、MathFuncsDllプロジェクトのプロパティのC/C++→プリプロセッサの「プリプロセッサの定義」あたりでMATHFUNCSDLL_EXPORTSが定義されているのだろうと思います。

投稿2017/02/12 13:11