なかなか回答も付かないようなので、GoogleのWebサイトを中心に自分なりに調査し、自分なりに「こういうことかな」と思えるようになったので、簡単に調査結果をまとめておきます。なお、法律に関わる微妙な問題も含んでいますので、以降の説明は私個人の見解であり、この文書により不利益を被っても責任を負うものでではないことをご承知おきください。
まず、Android Studioのユーザーガイドには、2ヶ所記述があります。
**アプリを公開する
アプリのアイコンを作成したり、個人、組織、知的財産を保護するためにエンドユーザー使用許諾契約(EULA)の準備も必要です。
**リリースの準備
++ エンドユーザー使用許諾契約**
アプリのエンドユーザー使用許諾契約(EULA)を準備することを検討してください。EULA は個人、組織、知的財産の保護に役立つため、アプリと一緒に提供することをお勧めします
Googleとしては、EULAを用意することを勧めているようです。ただ気になるのは、EULAをユーザーが読めるようになっているとして、ユーザーがどの行為をもってEULAに同意したか明確にするのが難しそう、ってことです。初めてアプリを開いたときに同意ボタンを表示するくらいができることでしょうか。
また、Android SDKの利用規約にも触れられています。
利用規約
7. 第三者のアプリ
7.2 デベロッパーは、当該の第三者のアプリを通じて提示されるデータ、コンテンツ、およびリソースが、提供者(または、その代理を務めるその他の人物もしくは企業)の有する知的所有権により保護されている可能性があることを認識しているものとします。また、デベロッパーは、該当する所有者から明確に許可を得ていない限り、当該のデータ、コンテンツ、またはリソース(その全体もしくは一部)について、変更、賃貸、リース、融資、販売、配布、および派生物の作成を行うことはできません。
おそらく、核心部分はここでしょう。「提供者の有する知的所有権」と表現されていますがEULAが付いてなくてもアプリは著作物であることは間違いないので、まずここで保護されているのだと思います。そして、私が気にしているリバースエンジニアリングについては、
**リバースエンジニアリング(ウィキペディア)
工業製品のリバースエンジニアリングを行うこと自体は、原則的には合法行為であり、市販品などの秘密保持契約(NDA)なしで合法的に入手できる製品/文献/情報について、リバースエンジニアリングを行うことに問題は無い。
とあるように、いまのところ原則合法であるようです。そして、「クローンを作って商業製品とすることには問題がある。」とあるので、まんまコピーは違法なのでしょう。
PCのアプリだと、CD,DVDの封に「開けたらEULAに同意したことになります」とか、インストーラーの途中で同意しないと先に進めないようになっていたり、契約するという行為を非常に気にしていました。まあ、きっとPlay Store経由でアプリをインストールする人がほとんどでしょうから、Googleがちゃんと管理している限り、違反アプリを削除してもらう事もできて、問題になることが少ないのでしょうね。
また、私自身はAndroidアプリを公開したことがないのですが、デベロッパー契約すると新たな情報が得られるかもしれません。だれも質問にコメントしないところを見ると、守秘義務契約があったりするのかもしれませんね。
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