batファイルにてpowershellコマンドを使用して別batツールを実行したときの標準出力について

Question

あるbatファイルから、powershellコマンドを使用して他バッチを呼び出す処理を作成しており、その他バッチの実行結果を標準出力(エラー出力もリダイレクト)させようと思って下記のように記述しました。

powershell.exe -Command Start-Process """"%~dp0Delcomn.bat"" -Verb Runas > C:\tmp\delcom\result.log 2>&1

実行すると、result.logファイルは作成されましたが、
標準出力もエラー出力もされておらず0バイトのファイルのみ作成されている状態です。

実行ログとしてファイルを出力させたいのですが、
なぜ出力されないのでしょうか？？

ご教授いただけると嬉しいです。

Answer 1

Start-Processコマンドレットに-Verb Runasオプションを指定すると別ウィンドウとしてコンソールウィンドウが開いてそこでバッチファイルが実行されるわけですが、ご質問のような書き方だとリダイレクトはpowershell.exeの出力に対して行われるため、別ウィンドウでの出力は反映されないことになります。そのため、「リダイレクトも含めて」Start-Processコマンドレットに渡さないといけません。

このような感じで「コマンドライン引数」としてリダイレクトを渡すと、バッチファイル名とともにcmd.exeに渡されるため、別ウィンドウで実行されるcmd.exeがリダイレクトを処理してくれます。

powershell.exe -Command Start-Process """バッチファイル名""" -Verb runas -ArgumentList """> ログファイル名 2>&1"""

Comments

[Y.H.]

リダイレクトをArgumentList に指定する発想浮かびませんでした。
勉強になりました。

Answer 2

まだ、解決していなければ以下のコマンドでは如何でしょう。

Start-Processコマンドレットを使用せずに記述してみました。
標準出力およびエラー出力をパイプでログファイルに書き出すようにしています。

powershell.exe -Command "バッチファイル名 -Verb Runas 2>&1 | Add-Content -Path ログファイル名"

Answer 3

ぱっと思いつく範囲での回答になります。

Start-Process のオプションで標準出力と標準エラー出力を別々にファイルへ出力することはできます。 2>&のように標準出力・標準エラー出力を両方は手軽にはできなさそうです。

-RedirectStandardOutput D:\temp\stdout.log
-RedirectStandardError D:\temp\stderr.log