【Git】GitとSubversionにおけるマージ概念の違い

Question

今までsvnを用いてバージョン管理をしてきたのですが，最近Gitの勉強を開始しました。
その際に，Gitの仕様(?)で不思議に思ったことがあります。

例として， 佐藤さんと鈴木さんの二人の作業者がいたとして，以下のようなファイルの修正をしたとします。
作業は同一のブランチ(master)で実施(update/commit/pull/push)しています。

void functionA(int argA){
// 佐藤さんがこの部分を実装
}

void functionB(int argB){
// 鈴木さんがこの部分を実装
}

svnで以下のような流れ:

1. 佐藤さんがcommit
2. 鈴木さんがupdate
3. 鈴木さんがcommit

を実施した場合， 特にマージという操作は発生しません。
ログにも2回分のログしか残りません。

しかし，Gitで同じことをしようとした場合:

A. 佐藤さんが add > commit > push
B. 鈴木さんが pull

の時点で2人の作業をドッキングしたというログが発生してしまいます。
(私の操作手順が間違っているだけかもしれませんが。。。)

できれば，svnのように，競合が発生していない限り，
システム側で自動的にマージ作業を実施し，ログを残して欲しくないのですが，
Gitの仕様上，「2人の作業をドッキングしました」というログは必ず残ってしまうものなのでしょうか？

質問の内容がわかりにくく，幼稚な文章をなってしまい，申し訳ありません。
よろしくお願いします。

Answer 1

以下のオプションを指定すればよいと思います。

$ git pull --rebase

gitの設定ファイル（~/.gitconfig）に以下の記述を追加すれば、オプション指定を省略できます。

[pull]
    rebase = true

Comments

[lanmaru]

ご返答、ありがとうございます。教えて頂いたコマンドで意図した通りとなりました。

しかし、気がかりなのが、ネットを検索すると、「rebaseは使わない方が良い」という記述を多く目にします。
特に、「公開リポジトリにプッシュしたコミットをリベースしてはいけない」や「マージ済みの状態でpull --rebaseしないで！！」など、間違えて使用すると、取り返しがつかない(?)事態に陥る危険性があるという記載があります。
勉強不足の状態で、続けて質問することとなり大変恐縮なのですが、「 git pull --rebase」する時に注意すべきことはありますでしょうか？

[tkmtmkt]

subversion相当の利用を行っているのであれば、注意することは特にないと思います。

rebase操作を行うとコミットIDが別の値に変化します。rebase関連での注意事項というのは、rebase操作そのものが問題なのではなく、公開済みのコミットIDを別のものに変更してしまうことが問題なので、自分の端末の内で変更している分にはなんの問題もありません。

pull --rebaseについても、push前のローカルリポジトリ内のコミットIDが変化するだけなので何の問題もありません。

[lanmaru]

ご返答頂きありがとうございます。

>> 公開済みのコミットIDを別のものに変更してしまうことが問題
rebaseする時に注意すべき「観点」がとても良くわかりました。
確かに、自分のローカルにしか存在しないコミットのIDを変えても、他の作業者やリモートリポジトリには影響を与える可能性がないことがわかりました。

ご助言頂いたことを糧に精進を進めたいと思います。
重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。