FunctionInterfaceアノテーションがついていないインターフェースにラムダ渡す派？

Question

例えば、java.awt.event.ActionListener のような、抽象メソッドが１つのみのInterafaceは
FunctionInterfaceの条件を満たしているため、ラムダを使うことができますが、
将来的に抽象メソッドが追加された場合、ラムダの部分がコンパイルエラーになると思います。

FunctionInterfaceアノテーションがついていない場合、追加されても文句が言えないため、
ラムダを使わない方が無難でしょうか？
みなさんの考えを教えてください。

Answer 1

StackOverFlowに同様の質問と詳しい回答があります。
この回答にあるように、FunctionalInterfaceアノテーションが意図的に付けられていないインターフェイスにはライブラリの設計あるいはメンテナンス上の理由が存在する可能性があると思われます。
ComparableやAutoClosable、Iterableインターフェイスなどがわかりやすい例として挙げられていますね。
したがって、抽象メソッドを追加した場合は単にアノテーションを消せばよいとか、ラムダ式で使用しても別に構わないというのではなく、ラムダ式を使用する場合にはそのインターフェイスの設計上の意図を考えるのは重要ではないでしょうか。
ただ、この回答者も言っているようにイベントのリスナー･インターフェイスになぜFunctionalInterfaceアノテーションが付けられていないのかは不明で、むしろラムダ式での実装のいい候補となると言っていますが。
もっとも現状ではFunctionalInterfaceアノテーションの有無にかかわらず、抽象メソッドが1つであればラムダ式を書けてしまうので、ちょっと仕様が中途半端な感がありますね。

Comments

[root_jp]

すごくど真ん中の記事ありがとうございます。見つけれませんでした。。。
回答者の方で、
「インターフェースに抽象メソッドを追加することは、破壊的なことなので。 これを行う予定がありかどうかは疑問です。」
というような回答もあり、確かにその通りだとも思いました。

安易に抽象メソッドを追加してしまうと、バージョンの互換性が一気になくなってしまいますね。
それはインターフェース利用時が、ラムダだろうが匿名クラスだろうが同じことだという
swordoneさんの回答でも気付かされました。

Answer 2

FunctionInterfaceアノテーションは、オーバーライド時のOverrideアノテーションと同様、コンパイラがそのアノテーションの条件を満たすことを保証しているにすぎません。
仮に抽象メソッドが追加されたとしたら、そのアノテーションを消すだけでコンパイルが通ります。それにラムダでなく匿名クラスとして渡したとしてもエラーになります。
結局、ラムダであろうがなかろうが同じことになるので、ラムダでも別に問題ないかと思います。

Comments

[root_jp]

１つの抽象メソッドしか持たないインターフェースに
別の名前の同一シグネチャのメソッドが追加されたら、コンパイルエラーになりますよね。
匿名クラスでは、全ての抽象メソッドの実装が強要されるため、このようなことは起きません。

FunctionInterfaceアノテーションを消すだけでコンパイルが通るのは
インターフェース側であって、参照している側がラムダの場合
そちらがコンパイルエラーになってしまいます。

[root_jp]

おっと、失礼しました。上記コメントを訂正させていただきます。
匿名クラスでも、抽象メソッドが追加されてしまったら、そのメソッドの実装が強要されるため、
たしかにコンパイルエラーになりますね。
すごく納得する回答でした。