VBScriptでUIAutomationをCreateObjectできないでしょうか

Question

ExcelのVBAでUIAutomationClientを参照設定したツールをよく作っています。

VBScriptでもUIAutomationClientを利用することは可能でしょうか。

• Set fso = Wscript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
• Set Shell=Wscript.CreateObject("Shell.Application")

と同様に

• Set UiAuto=Wscript.CreateObject("???.UIAutomationClient")

という具合に利用できれば、自動化の範囲が大きく広がります。

もしできるとしたらCreateObjectにどんな引数を渡せばいいのでしょうか。

Answer 1

VBScriptでもUIAutomationClientを利用することは可能でしょうか。

残念ながら UIAutomationClient は VBScript からは利用できなさそうです。

Windows では様々なソフトウェア部品（ライブラリ）が用意されています。
その部品のうち CreateObject や参照設定で呼び出せる部品のことを COM コンポーネントと呼びます。
COM コンポーネントの使い方としては以下の2通りがあります。
・事前バインディング … 参照設定など
・遅延バインディング … CreateObject など
そして、遅延バインディングを利用する為には、COM コンポーネントがレジストリにプログラム登録（ProgIDの登録）がされている必要があります。

しかしながら UIAutomationClient は、レジストリに ProgID の登録がされていない為、CreateObject から呼び出すことは出来ません。

＜参考＞
■ Windows 標準コンポーネント最速マスター
https://cx20.hatenablog.com/entry/2013/09/15/082626

Comments

[Zuishin]

できなくはなさそうです。
https://yizm.work/rpa_vbs_maker/vbs_uiautomation/

[cx20]

なるほど。UIAutomation を扱う別のEXEを用意してそれを呼び出すというやり方であれば確かに VBScript から自動化することはできそうです。

■ WinActorでUIAutomationを使えるようにしてみた。
https://qiita.com/yizm/items/3cffc5829dfcf7636ec2

[kshi]

cx20さん、Zuishinさん、ご回答ありがとうございます。
VBScript単体では無理なのですね。がんばってPowerShellで書こうとしたら、その環境はユーザーがPowerShellスクリプトを実行できないようにポリシーが適用されているようで行き詰っています。
Zuishinさんが紹介してくださっているようなEXEを持ち込む方が敷居が低いかもしれません。