mysql のデータ保存方法について(欠けている情報の補完)

Question

御世話になります。
mysqlのデータ保存方法についてお聞きしたいことがあります。
例えば、電気提供会社が、電気使用量をサイトで見やすくグラフで紹介するサービスを展開するとします。

電気提供会社は、電気を供給している世帯全ての電気使用量を毎日集計しています。
世帯はidとして特定できるようにしています。

今回は、A世帯(id=01)とB世帯(id=02)の電気使用量をデータベースに保存する場合、

id 使用量
01 100
02 200

と保存されます。二日目には、

id 使用量
01 100
02 200
01 150
02 120

と増えていきます。
この際、サイトへ世帯A,Bがユーザー登録しました。個人情報をログイン時に入力して頂き、先ほどのデータベースにデータを補完します。このユーザー登録時にidを入力してもらいます。

id 使用量 名前 住所
01 100 A子 〇〇
02 200 B子 ××
01 150 A子 〇〇
02 120 B子 ××

このように、既存のテーブルの追加する際のupdateという命令を使えばよろしいでしょうか？

また、今後電気使用量を蓄積する際に、

id 使用量 名前 住所
01 100 A子 〇〇
02 200 B子 ××
01 150 A子 〇〇
02 120 B子 ××
01 110
02 100

と追加されるところを、

id 使用量 名前 住所
01 100 A子 〇〇
02 200 B子 ××
01 150 A子 〇〇
02 120 B子 ××
01 110 【A子】【〇〇】
02 100 【B子】【××】

と補完しながらできると聞きました。これはそのまま追加すれば自然とできる仕様でしょうか？そのまま入力してもうまく実行できないため、他の命令文が必用なのでしょうか？

Answer 1

ユーザテーブルと使用量テーブルに分けて保存します。

ユーザテーブル
id 名前 住所
01 A子 〇〇
02 B子 ××

使用量テーブル
id ユーザid 使用量
1 01 100
2 02 200
3 01 150
4 02 120
5 01 110
6 02 100

データを取得するときに、
ユーザテーブルと使用量テーブルをjoinすると
以下のようなデータがとれます。

id ユーザid 使用量 名前 住所
1 01 100 A子 〇〇
2 02 200 B子 ××
3 01 150 A子 〇〇
4 02 120 B子 ××
5 01 110 A子 〇〇
6 02 100 B子 ××

Comments

[blossan]

この場合は、ユーザーテーブルがすでに出来上がっていることが前提でしょうか？使用量テーブル一つで勝手に判断するのは難しいということでしょうか？

[tacsheaven]

一つにするのではなく、それぞれ別の意味を持つ情報なので、分けておくべきだ、ということです。
使用料テーブルに名前を入れても、重複して無駄（idから一意に定まるので）ですし、例えば世帯主が変わって継承するなどした場合に、いちいち使用料テーブルを全部更新するのは無駄だとわかるでしょう。
※より実務に即して言えば、ユーザーテーブルに有効期間を入れるなどして、「●月分まではAさん、翌月からは息子さんのBさんが新しい契約者」といったことを表現できるようにするなど必要になってきますが

MySQL というより、RDBMS 全般における基本である「データの正規化」という考え方です。

[blossan]

はい、とても参考になりました。ありがとうございます。