変数や0が使えない理由

Question

繰り返し処理のwhile文や繰り返し処理を途中でスキップするcontinue文は、PHP5.3まで、Break $xのように変数や関数の戻り値を指定できましたが、
PHP5.4以降、break文などの引数にそれらを使えなくなったほか、Break1とBreak0は、同じ意味だったものの、5.4から0が使えなくなりました。

なぜ、5.4以降は、変数や戻り値、0が使えなくなったのでしょうか。

Answer 1

ご質問の仕様が廃止された5.4alpha1当時のリリース情報を見ても「legacy features」を削除したと書いてあるだけで、理由は書いてありません。そこで、想像を交えて回答します。

legacyと評されるからには、ほとんど使われることがなくなっていた (またはもともとなかった) 仕様なのでしょう。実際、stackoverflowなどでも「そんな書き方があったなんて知らなかった」というコメントが散見されます (私も知らなかったです……)。

これが広く使われるようにならなかった原因は、単に「プログラムが分かりにくくなるから」でしょう。ループなどを脱出・飛び越しするだけではなく、任意のレベルの制御構造を脱出できるのですから、かつて構造化プログラミングにとって有害だと批判されたgoto文に近いものです。

削除する積極的な理由としては、コンパイラでの最適化に不利である、というものが考えられそうです。一旦ループ中でこれらの文が使われたら最後、制御構造を超越した任意のレベルの飛び越しを可能にしておかなければならなくなりますから。

それと、コーディング時点で予測できない場所への飛び越しが可能であるということは、セキュリティホールを生みやすいと言えそうです。このことも、廃止が推進される理由のひとつになったかもしれません。

主にbreak $num、continue $numについて述べました。break 0、continue 0については、仕様変更のついでに重複する表記を整理したものでしょう。

以上、想像まじりですが、参考になれば。

Answer 2

とりあえず、機能提案により意図的にそうされたことは判明しましたが、背景などは不明なので調査中です。