[node.js] 関数の戻り値を作成し、変数に格納したい

Question

###前提・実現したいこと

node.jsを使用しAmazonのDynamoDBに接続して、テーブル内クエリを取得しようとしています。

console.logに出力はできたのですが、これを変数に格納する方法がわかりません。

###該当のソースコード

function getAllQuery(table_name) {

  var params = {
    TableName: table_name,
    Select: "ALL_ATTRIBUTES"
  };
  var result = dynamodb.scan(params, function (err, data) {
    if (err) {
      console.log(err); // エラー時
    } else {
      console.log(data['Items']);
    }
  });
};

getAllQuery(TABLE_ACCOUNT_LIST);

理想としては下記のように、関数の戻り値にクエリを格納したいと思っております。

var result = getAllQuery(TABLE_ACCOUNT_LIST);

いろいろと調べてはいるのですが、調べ方のとっかかりがなく困っています。
どのように関数を改変すれば良いか教えていただけないでしょうか。

Answer 1

Javascriptでは、外部とのI/Oがある場合、非同期に処理する必要があります。まれに同期的な関数が用意されている場合もありますが、基本的には、コールバック関数によって、「非同期にデータを受け取らなければならない」と思ってください。
従いまして、残念ながら、

var result = getAllQuery(TABLE_ACCOUNT_LIST);

のように呼び出すことはできません。livetc様の回答のように

getAllQuery(table_name, callback){ 
// 処理 
callback(data['Items']); 
} 

というようにサブルーチンを作成し、呼び出し側も

getAllQuery(TABLE_ACCOUNT_LIST, function (result) {
  // result 受け取り後の処理
});

と書くようにする必要があります。これがコールバック地獄と呼ばれており、この function のネストが深くなりすぎないようにする技がいろいろとありますので、「Javascript コールバック地獄」などで検索してみてください。

参考：Node.jsのコールバック地獄をPromiseやGeneratorを使って解消する

###コールバックによる非同期動作について
他の回答へのコメントを見ていて、コールバックによる非同期動作について解説する必要があるかと思い、追記します。

もとのコードのdynamodb.scan　を呼び出した時、この API はその終了を待たずに帰ってきます。
すると、getAllQueryの実行自身も終了し、 function (err, data) {}で記述した内容は実行を保留された状態になります。この保留された内容はプログラム全体が終了まで実行されません。したがいまして、

var result = getAllQuery(TABLE_ACCOUNT_LIST);
// result を参照する処理

と書きたくても、 result に結果を入れることは不可能なのです。一旦、プログラムを終了すれば、保留されていたコールバック（function (err, data) {}で記述した内容）が実行されます。そして、そこから新たな旅を始めなければなりません。

node.js はシングルスレッドで動作しており、
0. 読み込んだプログラムの実行
0. 保留されたコールバックのうち、実行可能なもの（I/Oが終わったもの）を一つ選び実行
0. 2.を繰り返し、保留されたコールバックがなくなるとプロセスを終了

という処理を行います。シングルスレッドであるため、I/O ごとにスレッドの実行を保留することは性能上許されません。そのかわりにマルチスレッドプログラミングのように微妙なタイミングを考えてmutex を使ったりする必要が無いわけです。

Comments

[lirlia]

ご丁寧なご回答ありがとうございました。

コールバックの仕様的にどうやるのだろう？と思っていたのですが、「不可能」と断定いただきすっきりしました。

Answer 2

getAllQuery(table_name, callback){
// 処理
callback(data['Items']);
}
とかですかね。

Comments

[lirlia]

いただきましたご指摘をコードに反映しました。

```

function getAllQuery(table_name, callback) {

var params = {
TableName: table_name,
Select: "ALL_ATTRIBUTES"
};
dynamodb.scan(params, function (err, data) {
if (err) {
console.log(err); // エラー時
} else {
callback(data['Items']);　　← callbackに変更
}
});
};

```

console.logでの呼び出し方はわかるのですが、変数に格納する方法は相変わらずわからないため、こちらも方法を教えていただけないでしょうか。

```
getAllQuery(TABLE_ACCOUNT_LIST, function(data){
console.log(data);
}));
```

Answer 3

returnしても取得できないのですか？

http://www.ajaxtower.jp/js/function/index4.html

Comments

[lirlia]

ご回答ありがとうございます。

実は、returnもためしてみたのですが値が帰ってきません。
コールバック関数内に仕込んだreturn結果の受け取り方がわからず困っています。

function getAllQuery(table_name) {

var params = {
TableName: table_name,
Select: "ALL_ATTRIBUTES"
};
var result = dynamodb.scan(params, function (err, data) {
if (err) {
console.log(err); // エラー時
} else {
//console.log(data['Items']);
return data['items'];
}
});
};

[hiim]

すいません、コードよく見てませんでした

[hiim]

コード軽く読み飛ばして普通の関数（同期）かのように勘違いしてました、非同期に関する回答別の方が素晴らしい回答されてますのでそちらを参考にしてください。

非同期は、
「この仕事(※1)やっといてよ、俺は自分の仕事あるからそっちやっとくから(※2)、終わったら結果を喫煙所(※3)で教えてね」
という感じの処理で
今回のばあい
(※1)DBのscan
(※2)dynamodb.scanの下の処理（関数終了する）
(※3)callbackという場所してい

なのでgetAllQueryが終了した時にはまだscanの結果は存在しないという事です。

非同期の考え方は
http://qiita.com/YoshikiNakamura/items/732ded26c85a7f771a27
の「非同期処理を行なう関数を作る（コールバック版）」あたり参考にされてくださいm(_ _)m