daoやserviceクラスのインターフェースを作る理由

Question

お世話になってます。

大規模なプロジェクトでタイトルの通り実装クラスとわざわざそのインターフェースを作ることがよくありますが、この理由って何でしたっけ？

AbcService abc = new AbcServiceImpl();

Answer 1

規模は特に関係なく、インタフェースさえ変わらなければ、そのクラスの利用側は実装を変えることなく切り替えることができるからです。

アプリケーションの寿命が長いことが想定され、なおかつ切り替える頻度やそれなりに高いことも予想される場合----例えばデータベースなど外部からデータを取得するデータ形式は変わらないが、取得ロジックだけ変えたい場合があると予想されたときには、インタフェースさえ合致していれば実装を修正することはありません。
他にも実用面ではテストコード(モック化)が作りやすいでしょうか。

もちろん、寿命はそれほどないアプリケーションの場合や、実装クラスの切り替えがあまり予想されることがない場合は、昨今のテストフレームワークが優秀なこともあり、わざわざインタフェースを用意する必要性はないでしょう。

Comments

[lupus_dingo]

回答ありがとうございます。

確かに窓口が変わらなければ利用側は実装を変える必要がないのはわかります。
しかし、そもそも窓口を変える必要のない修正ならインターフェースがあろうとなかろうと利用側も実装を変えることはないと思っていますが何か見落としているでしょうか？

[A-pZ]

窓口を変えることなく、別の実装クラスに切り替えられるようにするのが狙いです。

例えば同じ「検索結果」を返す処理を行うクラスがあったとして、片方はRDBから検索した最新の結果をそのまま返すもの、もう一方は一定期間キャッシュサーバに保持していたものをすぐに返すもの、これらの2つが同時に使いたいときに、呼び出し側が動的に切り替えることが簡単にできます。

他の場合では、新しく機能修正をしたいが、旧クラスを使っているクラスもあって一方的にクラスを消すことができない場合、インタフェースさえ同じであればそのどちらにも対応ができます。

もちろん私が回答したように、実装クラスの切り替えがあまり発生しないと予想される場合や、他にも、クラス間のつながりが強く結びついていてインタフェースで分離してもお互い依存しあう関係であればインタフェースを適用しても意味がないでしょう。

ご存知かもしれませんが、多態性・ポリモーフィズムと呼ばれるものの1つの側面です。

[lupus_dingo]

回答ありがとうございます。

勉強になりました。