PrintWriter(new FileWriter(filename))から派生した疑問

Question

解説書を読んでいて、
new PrintWriter(new FileWriter(new File(name)))
というコードを見かけました。
ここから派生して以下のような疑問が湧きました。
別個のコードで
PrintWriter pw=new PrintWriter(filename);
FileWriter fw=new FileWriter(filename);
pw.print(65)→65
fw.write(66)→B
と出力するようにこの部分での使い分けは知っていますが
それぞれの特徴を明確にAPIを見ても理解できなかったので
どうか教え頂きたいです。
またrowバイトを書き込むメソッドがPrintWriterにはなく、FileWriterには含まれているのは知っていますが、rowバイトがどのようなものか知りません。

どうか２つの質問に答えて欲しいです。
お願いします。

Answer 1

PrintWriterは、print(引数)で引数に指定した値、ここでは数値や文字列をPrintWriterで指定したファイルや出力ストリームに対し、実装者がみたままの値を出力します。例えば print("capybara")と文字列を指定した場合は、その文字をそのままファイルへ出力しようと試みます。

対してFileWriterは、PrintWriterとは異なる系列のクラスで、writeメソッドを使って文字列のバイナリデータ(=byteの配列)に変換したものをファイルへ出力するものです。

rawバイトは、Javadocの和訳による誤りっぽいところですが、具体的にはPrintWriterにはbyte配列を出力するメソッド（機能）はなく、FileWriterにはあります。

Answer 2

FileWriter#writeはオーバーロードされていて、文字列はそのまま文字列として書き込みますが、intは下位2バイトを文字コードとして扱い、文字に変換し書き込みます。たぶん、これを指してrowバイトと言っているのかもしれないですね。

一方で、PrintWriter#writeのオーバーロードは引数をそのまま文字列として書き込むので65を"65"として書き込みます。

Comments

[shichihukujin]

下位２バイトというのは、見逃していました。
勉強になりました。またお願い致します。