複数ユーザ種別時のスマートな実装について

Question

初めて質問させて頂きます。
Laravel初心者、オブジェクト指向初心者です。

Laravel4を使用して会員サイトの構築を考えています。
ユーザ種別が3種類あり、その際の実装についてスマートな方法がないか悩んでいます。

[ユーザ種別]
・生徒
・先生
・管理者

3種類のユーザともログインが必要です。
生徒と先生でDB保存情報が大きく違います。
以下のようにDBテーブルを分ける方向で考えています。

[DB]
users :全ユーザのログイン情報（ログインIDやパスワード、ユーザ種別）
students:生徒の詳細情報
teachers:先生の詳細情報

[処理例]
ログイン認証後の遷移：

switch ( Auth::user()->role )
{
	各ユーザ種別のページに遷移
}

生徒のプロフィール画面でユーザ情報を得たいとき：

$user_id = Auth::user()->id;
$student = Student::whereUser_id($user_id)->first();

上記でも確かに必要な処理は行えます。
しかし、あまりスマートな感じがしておらず、もっと良い方法があるのでは？とも思います。
私のスキルが足らないのが原因なのですが、このような場合、良い方法や定石のようなものがありましたら、アドバイスを頂けると嬉しいです。

（当初は全ユーザ情報がusersテーブルのみに収まるようならSentoryを勉強して実装しようと思っていました。）

Answer 1

書かれている方法でももちろん良いと思います。

Sentryなどを使わなくてもLaravelらしい方法で実装する事が出来ます。
テーブルが３つそれぞれ全く別なものとして扱うのであれば、
権限に合わせたドライバーを3つ用意するとそれぞれの権限毎の独立した認証クラスが作れます。

それぞれのドライバーを用意したとして書きますが、
ログイン時にそれぞれのユーザーのロールが取得できるようであれば、
下記の様にそれぞれ専用の処理となります。

■attemptを使う場合

\Auth::driver('students')->attempt(['name', 'password']);
\Auth::driver('teachers')->attempt(['email', 'password']);

■ログインサービス等のクラスを作ってそこでログインさせる場合等のサンプル
(クラス名などはお使いの実装に合わせてください)

namespace Application;

use Illuminate\Auth\UserInterface;

class AuthenticateService
{

    /** @var UserInterface  */
    protected $user;

    /**
     * @param UserInterface $user
     */
    public function __construct(UserInterface $user)
    {
        $this->user = $user;
    }

    public function login(array $attributes)
    {
        $user = $this->user->get($attributes);
        return \Auth::driver($user->role)->login($user);
    }
}

後者の場合は、Auth::attempt()を利用するより実装に合わせ易いと思います。
userモデルやリポジトリでユーザー情報とロールを取得して
authのloginメソッドでログインさせます。
loginメソッドで利用する$userは Illuminate\Auth\UserInterface を実装するだけです

上記のうちどれも認証フィルター等で'auth.students'や'auth.teachers'などを
用意するとデフォルトのauthを単純に増やすだけですとフィルターは下記の様になると思います。
(サービスプロバイダーに記述した例)

        $this->app['router']->filter('auth.students', function($router, $request) {
            $auth = $this->app->auth;
            if($auth->driver('students')->guest()) {
                if($request->ajax()) {
                    return \Response::make('Unauthorized', 401);
                }
                return \Redirect::guest('login');
            }
        });

実装方法は他にもありますが、どんなテーブルでも自由に実装に利用できますので、
フレームワークのコードを読んでやり易い方法で実装してみて下さい。
ドライバー追加や、複数認証実装方法全て書いてしまうと長くなりますので、
当方のブログですがこの辺りの実装ヒントを書いてありますので参考になればと思います↓
複数の認証クラスを使うヒント

Comments

[nakashi]

詳細なアドバイスを頂戴しまして大変ありがとうございます。
Laravelレシピの方から頂けるとは思ってもおらず、正直びっくりしました。
とても嬉しいです。ありがとうございます。

頂いた内容、実はまだ理解できていないのです。
Laravelを触りながら少しずつ理解していきたいと思います。
（ドライバー等触ったことのない初心者です。すみません。）

当方のやり方でも変ではないとお聞きして、少し安心もしました。
お忙しい中、ありがとうございました。感謝致します。

Answer 2

Eloquent私用前提ですが、多分、お探しなのは「多様対応(polymorphic)関係」だと思われます。

http://readouble.com/laravel/4/2/0/ja/eloquent.html#has-many-through

Comments

[nakashi]

アドバイスをありがとうございます。

多様対応(polymorphic)関係、あまり理解していませんでした。
（難しそうで今まで避けていました。）

今回の例ですと、usersテーブルに
・userble_id
・userble_type
のようなカラムを加えて、
polymorphic関係でユーザモデルを生徒モデルと先生モデルのどちらにも所属させるイメージでしょうか？

Eloquentが生徒モデルか先生モデルを自動識別して返してくれるので確かに便利そうです。ありがとうございます！

お忙しい中、コメントを頂戴しましてありがとうございます！