ひとつ目のご質問について。
結論から先に言うと、これはこのままでも良いと思います。しいて言えば、下記のprintf
方式をお薦めします。
PDFの内容は、ちょっと情報が古いですね。
少なくとも、最近のJDK(確か古くてもJava1.3以降)では、毎回オブジェクトを作ったりしません。
コンパイル時に内部では下記のようなStringBuilder
(Java1.3,1.4の場合はStringBuffer
)によるコードに自動的に置き換えられます。いわゆる構文糖ですね。
lang
1// Java5以降
2System.out.println(new StringBuilder("[").append(register()).append("]").toString());
3
4// Java1.3, 1.4
5System.out.println(new StringBuffer("[").append(register()).append("]").toString());
参考URL:
String結合のパフォーマンス - カレーなる辛口Javaな転職日記
下記のようにすれば、StringBuilder
を使わないようにすることもできます。その反面、出力処理を3回に分けて行うので、パフォーマンス(この場合は微々たるもの)が低下します。
lang
1System.out.print('[');
2System.out.print(register());
3System.out.println(']');
おすすめしたいのは、printf
方式です。Java5で導入されたもので、C言語などで使われるprintf
と似たような方法で出力できます。sprintf
と同じようなことをしたい場合は、String.format
を使います。
lang
1// Java5 以降
2System.out.printf("[%s]%n", register());
3String s = String.format("[%s]%n", register());
ふたつ目のご質問について。
こちらも、メモリー使用量を優先するなら、そのままの方が良いですね。
メモリーの使用量を抑えられるのと引き換えに、出力を何度にも分けて行うことでパフォーマンスが低下します。
この2つはトレードオフということです。
出力を一度で済ますために、メモリーを多少犠牲にして、ひとつの文字列もしくはバイト列に格納してから出力する手法を、バッファリングと言います。
もうひとつの選択肢として、コードの可読性があります。
わずかなメモリーの使用量削減やパフォーマンス向上のために、分かりにくいプログラムを書くのは、リソースが限られていた昔のコンピューター環境や組み込み系であれば、必要なこともありますが、その分、バグが入り込む余地が広くなります。
簡潔に書くことで、コードの可読性が高くなり、バグが入り込む余地が狭くなります。
ご参考までに、同じ文字を指定した数だけ出力したい場合は、こんな方法もあります。
lang
1// import java.io.PrintStream;
2// import java.util.Arrays;
3
4printChars(System.out, '#', length + 2);
5
6// 中略
7
8static void printChars(PrintStream out, char c, int length) {
9 char[] a = new char[length];
10 Arrays.fill(a, c);
11 out.print(a);
12}
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2014/12/21 16:35