Illustratorのスクリプト(JavaScript)でオブジェクトの複製をした場合、複製元と複製物両方が選択状態になってしまう

Question

Adobe ExtendScript Toolkit CCを使用し
JavaScriptでIllustrator用スクリプトを組んでいるのですが、
思うようにいかないところがあります。

選択したオブジェクトを複製すること自体はできました。
ただ、スクリプトで複製した場合、複製元、複製したもの両方が選択状態にされてしまいます。

スクリプトを使わずIllustrator上の作業で複製をした場合は
複製後のオブジェクトの方のみが選択されている状態になっているので
スクリプトでも同じ状態にしたいのです。

ご返答、よろしくお願いいたします。

複製前の状態

Illustrator上での複製（前面へペースト）

スクリプト使用での複製

・使用したスクリプト
app.activeDocument.selection[0].duplicate();

バージョン
Illustrator CC 2015.3

開発ツール
Adobe ExtendScript Toolkit CC

Answer 1

下記のようにすれば、選択を解除できそうです。

app.activeDocument.selection[0].selected = false;

関係ないコードではありますが、下記で selected を上記のように使っているので、同じように使えるような気がします。

【クリエイター手抜きプロジェクト (Illustrator編)】
http://www.openspc2.org/projectX/Illustrator/0059/index.html

Comments

[norm]

ありがとうございます。記載されているコードで無事片方の
オブジェクト選択を解除することができました。
このコードを試す前は、これだと選択されているオブジェクト全てが解除されると
思い込んでいましたが、
実際は実行する度一つずつ選択が解除されていました！

[kei344]

app.activeDocument.selection が選択したもの全てを持っているので、 app.activeDocument.selection[0] は実行するたびその先頭の1要素になります。セレクト解除をすると app.activeDocument.selection.length が1つずつ減っていくと思います。

解決できてよかったです！

[norm]

詳しい解説ありがとうございました！

セレクト解除でlengthが減少するのを確認できましたが、
duplicate()直後にalertでlengthを表示させると
数字上では変化が起こらない様子でした。
この点はちょっと気をつけようと思います。

duplicate()直前にlengthが１だとすると
duplicate()直後　　　 length=１（実際には2？)
その後にセレクト解除　length=１
さらにセレクト解除　　length=０

[kei344]

不思議な挙動ですね。情報共有ありがとうございます！