例外処理(Tryの内容)

Question

###前提・実現したいこと
SQL更新実行の処理を行う際にエラーが発生した場合(SQLが成立しない場合?)に例外処理が行われるようにコードを書きたい。
しかし、Tryブロックに何を書けばいいのかわからない。

SQLCm.CommandText = SQL
SQLCm.ExecuteNonQuery()
↑Tryブロックにこれらを入れると、全部が通る部分だからいいかと思ったんですが…。

###発生している問題・エラーメッセージ

以下のコードを書いたところ、SQLCm.ExecuteNonQuery()を通るすべてが例外処理に引っかかってダイアログが出る。
(普通に考えたら更新データはSQL文を実行しようとしているので、全部通るのは当たり前ですよね…。)

###該当のソースコード

     Try
                SQLCm.ExecuteNonQuery()

            Catch ex As Exception

                MessageBox.Show("エラーが発生しました。", "エラーが発生しました", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Error)

            End Try

            '●更新実行

            SQLCm.CommandText = SQL
            Cn.Open()
            SQLCm.ExecuteNonQuery()
            Cn.Close()
           

###試したこと
ここまでのコードで入力エラーダイアログを出したりNULL置換処理をしたりして考え得るほとんどのエラーは回避していると思うのですが、それでも万が一エラーが発生してしまったときのために
取り敢えず、エラーを示すダイアログを出す処理をしたいと考えています(エラーにかかった後の処理はそれができてから考えようと思っています)。

Answer 1

全体像が見えないので的外れでしたらすみません。

こういう処理が書きたかったのでしょうか？

    '●更新実行
    SQLCm.CommandText = SQL
    Try
        Cn.Open()
        SQLCm.ExecuteNonQuery()
        Cn.Close()
        
    Catch ex As SQLException
        '例えばSQLServerのエラー
        Cn.Close()
        MessageBox.Show("SQLエラーが発生しました。(" & ex.Code & ":" & ex.Message & ")", "エラーが発生しました", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Error)
    Catch ex As Exception
        Cn.Close()
        MessageBox.Show("エラーが発生しました。", "エラーが発生しました", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Error)
    End Try

Oracleなら
Catch ex As OracleException
のような記述になります。

SQLExcceptionのCatch部分を記述しなかった場合、SQLServerのエラーもExceptionのほうでCatchされることになります。

Comments

[yyy]

回答いただきありがとうございます。

たぶん仰っていただいた通りかと思います！
そもそもTry~Catchの形(どこに入れて使用するのか)がわかっていなかったようです…。
別々に書いていたTry~Catchと更新実行は纏めるべきなのですね？考えてみたらSQLCm.ExecuteNonQuery()を2回するのはおかしいですよね…。

SQLServerのエラーなんてものもあるのですね、そちらも今後使う機会があるかもしれないので調べてみます。
エラーの処理が1通りしかない場合はCatchを1回Exceotionで処理するように書いてあげればいいのですね！

[yyy]

追加で質問させていただきたいのですが、2つ目のCatchで
Catch ex As Exception
Cn.Close()
と、 Cn.Close()が書いてあるのは何故でしょうか？
これを書かなくてもCloseするように思えてしまうのですが…。

[jawa]

Tryの中のSQLCm.ExecuteNonQuery()の行でエラーが発生した場合、次の行Cn.Close()を処理せずにCatchに飛ぶことになります。
この時Close漏れが発生するのを防ぐためにCatch内でもCloseしています。

Openに失敗してCatchに入った場合もCloseが行われることになりますが、Openしていない状態でCloseしても問題ないためこのような記述がよく行われます。

その他、必要に応じてですがRollBackもCatch内で書かれることが多いです。

[yyy]

そういうことなのですね、覚えておこうと思います。

ありがとうございました！

[Panzer_vor]

横から失礼致します。

エラーあり・なしに関わらず必ず実施したい処理を記載するのでしたら、try〜catch〜finallyの構文が便利です。

finally句はcatch句に入ろうが入らないが必ず実行されます。そのため特にcatch句が分かれる場合で、最後に必ず実施すべき処理がある場合はfinally句を使うことをお勧めします。

また.NETでは必ずリソースの破棄(Dispose)を保証する機能としてUsing句がサポートされてるのでご参考までに。

http://dobon.net/vb/dotnet/beginner/calldispose.html

Answer 2

具体的なクラスがわからないので推測ですが、
一般的にデータベース絡みの処理(接続、クエリの発行など)でエラーが発生すると、それ専用のExceptionクラスがスローされます。
(例:Sql〜シリーズのクラスならSqlExceptionをスロー)

そのため、例外がスローされた時点ではどういう原因でのエラーかの判断が出来ません。

ですので一般的には、
Catch句で例外を補足した後に、
その例外クラスのエラーコードを調べることで原因の切り分けを行います。

また、質問者さんはSQL構文誤りのある場合のみ例外としたいということですが、

• 実行したSQLが指定した応答待機時間を超えタイムアウトした
• SQL実行時DB接続がクローズしていた

上記のようなケースも例外として適切に取り扱う必要があるため、
これらがCatchされること自体は問題ではないと思います。

強いて言うならデータベース絡みのエラーを明示的に扱う意味で、
特定の例外(SqlExceptionなど)を取り扱うCatch節を一つ追加し、
固有処理を行うようにしてあげると良いでしょう。

###追記
一応簡単に例示しときます

Try
    '●更新実行
    Cn.Open()
    SQLCm.CommandText = SQL   
    SQLCm.ExecuteNonQuery()
   
Catch ex As SqlException
    ' ex.Numberで一番最初のエラーコードが取れる(SqlExceptionの場合)
    MessageBox.Show("データベース関連エラー発生。", "エラーが発生しました", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Error)

Catch ex As Exception
    MessageBox.Show("その他のエラーが発生。", "エラーが発生しました", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Error)

Finally
    Try
        ' エラーがある場合でもDB切断は必ず行う
        Cn.Close()
    Catch ex As Exception
        ' DB切断もこけよった場合……
    End Try
End Try

Comments

[yyy]

回答いただきありがとうございます。

そうですね。質問にも軽く書きましたが、以前にも入力時にNULLが認められなかったり、数字限定セルに文字列を入れてエラーになったりしました。後者に関してはDataErrorイベントで対処して、先にデータを飛ばさずにエラー表示がされるように作ってあります。
想定できるエラーは個別処理をしておりますので、今回はそれらを超えてCatchされてしまったエラーすべてに対しての処理を行いたいという意味でした。

「SQL構文誤りのある場合のみ例外としたい」というように質問には書かせていただきましたが、書き方が悪かったようです。普通はそんなよくわからない書き方・ケースの書き方はしないのですね。そのあたりも含め勉強します。

ありがとうございました。