JavaのPECSについて

Question

JavaのPECSについての質問です。

以下のブログ？を参考にしています。
http://qiita.com/pebblip/items/1206f866980f2ff91e77

以下のインターフェースを考える。

//型Tの値を消費する関数
interface Consumer<T> {
    void apply(T value);
}

//型Tの値をもつコンテナ
interface Box<T> {
    //保持する値を返す
    T get();
    //値を設定する
    void put(T element);
    //別のコンテナの値を設定する
    void put(Box<T> box);
    //Consumer関数を適用する
    void applyConsumer(Consumer<T> function);
}

次に以下のコードについて考える。

 public void foo(Box<Integer> intBox, Consumer<Integer> intConsumer, Consumer<Number> numConsumer) {
        intBox.applyConsumer(intConsumer); //OK
        intBox.applyConsumer(numConsumer); //コンパイルエラー
    }

「Integer型の要素を消費する Consumer<Integer> 型の関数を適用できるにもかかわらず、Number型の要素を消費するConsumer<Integer> の関数を適用できないのは直感に反している。」

とのことですが、直感に反しているでしょうか。
これを直感に反していると思えないのです。
「直感」ですので、説明するのは難しいかもしれませんが、どのように考えれば直感に反するのでしょうか。
回答お願いします。

Answer 1

オブジェクト指向の基本ルールの一つに、リスコフの置換原則(LSP; Liskov Substitution Principle)と呼ばれるものがあり、簡単に言ってしまえば「子クラスは親クラスとして扱えるべき」という法則です。今回の例であれば「Integer型インスタンスをNumber型として扱えること」を意味します。

この考え方を拡張すると「Consumer<Integer>型の代わりにConsumer<Number>型を渡しても良いのでは？」という"直感"になる、という論法でしょう。たぶん。

（私を含む大多数には）PECS原則はよく考えれば確かにねという類のルールでしょうから、特に違和感を持たれなかったのであれば問題ないと思いますよ。