javaのローカルクラスの仕様について

Question

Javaのローカルクラスの仕様についての質問です。
ローカルクラスとはメソッドブロック内で宣言されるクラスのことですが、次のような特徴を持っています。

finalとabstract以外の修飾は行えない。
自分を取り囲むメソッド内のローカル変数についてはfinalがついたものにのみアクセスが可能。

まず、一つ目の「finalとabstract以外の修飾は行えない」に関してですが、finalやabstractでの修飾の意義がよくわかりません。
publicやprivateにしたところで、スコープはメソッド内なので、意味がないのはわかるのですが、finalをつけて、継承できなくしたり、abstractで抽象メソッドにする意味がよくわからないのです。

続いて、二つ目の「自分を取り囲むメソッド内のローカル変数に対するアクセスの制限」ですが、なぜわざわざこのような制限を設けたのでしょうか。
実際、外部クラスのメンバにはアクセス可能になっています。

質問は以上2点です。
回答お願いします。

Answer 1

abstractやfinalについてはなぜか文法上できるようになってしまっているだけで、そもそも陽に名前の付かないローカルクラスをさらに継承することが実用上ありえないので、普通にプログラミングする分には気にすることもないんじゃないかなと思います（StackOveflow）。publicやprivateなどの修飾は、インナークラス特有のスコープと合わないので排除していると思います。

一方、外側の変数については、

• private変数→Java上から見えないアクセサを用意して、それ経由でアクセス
• finalなローカル変数→インナークラスの生成時にコピーして渡す

というような仕組みになっています。Javaの言語仕様やJVMの構造上、ローカル変数への参照を持たせることが簡単ではないので、このような仕組みとなっています。

Comments

[退会済みユーザー]

回答ありがとうございます。
「Java上から見えないアクセサ」でしょうか。
これはgetterメソッドとはまた別物ですよね？

[maisumakun]

インナークラスを含んだクラスを逆コンパイルするとわかりやすいですが、「JVMでは正当だけどJavaではふつう使わない」名前である、ドル記号を含んだメソッドが存在するようになります。機能的にはgetter、setterと変わりませんが、Javaから直接使わないのでそう扱われることはふつうありません。

[退会済みユーザー]

回答ありがとうございました。