Laravel5でのPC/SPのリダイレクト設定方法について

Question

当方の環境はLaravel 5.2.31, CentOS 6.8, PHP 5.6.22 です。

/resources/views フォルダ直下に index.blade.php があり、
/resources/views/sp フォルダに index.blade.php がある状況です。
「/」にアクセスした場合はviews直下のものが読まれ、
「/sp」にアクセスした場合はviews/spのものが読まれます。

今回、それに加えてPCで「/sp」以下のディレクトリにアクセスした場合は、
spの文字列を取ってPC版サイトにアクセスし、
スマートフォンで「/」以下のディレクトリにアクセスした場合は
spの文字列を加えてSP版サイトにアクセスするように設定したいです。

.htaccessによるベタな方法で出来るならそれが一番ですが、今回その設定ではうまくいかなかったためご質問させて頂きました次第です。
routes.phpに書き込む方法で実装する形になるのかなとイメージしておりますが、良い方法はございますでしょうか。
ご教授よろしくお願いいたします。

Answer 1

リクエストをControllerに渡す前に加工したり、リダイレクト判定を行うにはLaravelのMiddlewareが便利です。
Middlewareについてはこちらを参照していただきたいのですが、少しだけ解説します。

例えばデフォルトで用意されているミドルウェアにApp\Http\Middleware\Authenticateという物があります。

class Authenticate
{
    /**
     * Handle an incoming request.
     *
     * @param  \Illuminate\Http\Request  $request
     * @param  \Closure  $next
     * @param  string|null  $guard
     * @return mixed
     */
    public function handle($request, Closure $next, $guard = null)
    {
        if (Auth::guard($guard)->guest()) {
            if ($request->ajax() || $request->wantsJson()) {
                return response('Unauthorized.', 401);
            } else {
                return redirect()->guest('login');
            }
        }

        return $next($request);
    }
}

これは認証しているかどうか事前にチェックするというミドルウェアで、ログインユーザ向けページへのルーティングに適用しアクセスをフィルタリングするのに利用できます。

今回のケースでは例えばpc用ルーティングに適用するミドルウェアを作成し、以下の様な判定をhandleメソッド内で行えば良いでしょう。

public function handle($request, Closure $next)
{
    // ここでUser-Agent判定し、スマホなら/sp/以下へリダイレクト処理を書く

    return $next($request);
}

逆にsp用ルーティングに適用するミドルウェアを作成し、User-Agent判定でpcならpc向けページヘリダイレクトする処理を書けばよいでしょう。

作成したミドルウェアはApp\Http\Kernelへの登録もお忘れなく。

今回のケースにかぎらず、リクエストされた値の加工や検証はMiddlewareやFormRequest（参照）で行い、Controllerに渡される頃には綺麗なリクエストになっているのが理想です。

Comments

[qwe001]

ご回答ありがとうございます。もはや3年前の投稿ですので、ご回答者様がまだ見てらっしゃるかも不明ですが、BAをつけさせて頂きます。当時、ミドルウェアとは何なのかさっぱりわからなくてご提示いただいたコードを見てもどう実装すればいいかわからず、そのまま放置してしまった次第です。回答頂いていたのに放置してしまい申し訳ございませんでした。