Rubyで"UTC"な日時をto_jsonした文字列がmoment.jsで直接解釈できない

Question

RubyでTimeオブジェクトをto_jsonをした場合、次のような形になります。

["2016-06-26 00:00:00 +0900","2016-06-25 15:00:00 UTC"]

二つはタイムゾーンが異なるだけで、全く同じ日時です。この二番目の文字列をmoment.jsを使ってパースしようとしたときに、うまくいきません。

var t = "2016-06-25 15:00:00 UTC";
new Date(t); // Sun Jun 26 2016 00:00:00 GMT+0900

moment(t); // Sat Jun 25 2016 15:00:00 GMT+0900
moment(t, 'YYYY-MM-DD HH:mm:ss Z'); // Sat Jun 25 2016 15:00:00 GMT+0900

new Date()ではゾーンの情報(UTCの部分)も見てくれます。しかし、momemnt()では、そのまま渡した場合も、ゾーン情報ありとしてフォーマットを指定した場合もゾーン情報が無視されて、9時間前になってしまいます。

そこで、下記のようにすることで、なんとかゾーンを見てくれるようになりました。

moment(new Date(t)); // Sun Jun 26 2016 00:00:00 GMT+0900
moment(t.replace('UTC', '+0000'), 'YYYY-MM-DD HH:mm:ss Z'); // Sun Jun 26 2016 00:00:00 GMT+0900

一旦new Date()でパースさせてしまうか、ゾーンを"±hhmm"の形にしてしまうと、一応はうまくいきます。

###聞きたいこと

上二つの解決方法のいずれも、一旦Dateにするとか、文字列を置換するとか、余計とも思えるような処理が入っており、しっくりきません。moment.jsで"UTC"を直接読めるような方法が本当はあるのではないかと思っているのですが、そのような方法は無いのでしょうか？

###その他の情報
JSONを出している側はRubyのSinatraで作成しています。直接Timeオブジェクトが含まれるHashやArrayをto_jsonする場合と、mongodbから取得したBSONオブジェクトをto_jsonする場合があります。Timeオブジェクトは"+0900'に統一できているのですが、BSONはタイムゾーン情報が無いためか常に"UTC"になります。このため、JSONを出している側で調整は難しいと考えています。

作成中のWebアプリは利用者が非常に限定(2〜3人ぐらい)されているため、ブラウザはGoogle Chromeのみターゲットにしています。Google Chromeで動作すれば、ブラウザを選ぶような解決方法でもかまいません。

Answer 1

UTC という文字列からのパースはサポートされていません．

対応フォーマット表

公式ドキュメントから

そして，文字列へのフォーマットも UTC という文字列での表示形式のサポートはしていないみたいです．（昔はあったっぽい，そして moment-timezone には今もあるっぽい）

https://github.com/moment/moment/issues ここから，enhancement として要望を出してみると良いかもしれません．

代替案

active-model-serializer を使って，バックエンド側のARからjsonを生成するときに，Date format を整形するのはいかがでしょうか．

https://github.com/rails-api/active_model_serializers

追記

あ，mongoDB だから ORマッパーは使ってないのですね．．．失礼しました．

Comments

[raccy]

はい、bsonをjsonにして直接渡すだけなのでORMなんて無粋な物は使ってないです。Mongoidすら使ってませんから。

やっぱり駄目っぽそうですね。とりあえずいったんnew Date()する今の対応でしばらくいきたいと思います。JavaScriptのDateは駄目すぎるし、かといってmoment.jsも完璧じゃないと…やはりここは全てOpalにすることを検討すべきか…

Answer 2

momentにtimezoneを付け加えた，moment-timezone を使うのはどうでしょうか？

var moment = require('moment-timezone');

var sample1 = '2016-06-26 00:00:00 +0900';
var sample2 = '2016-06-25 15:00:00 UTC';

console.log(moment(sample1).format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss Z'));
// => 2016-06-26 00:00:00 +09:00
console.log(moment.utc(sample2).tz('Asia/Tokyo').format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss Z'));
// => 2016-06-26 00:00:00 +09:00
console.log(moment(sample1).isSame(moment.utc(sample2)));
// => true

追記

ただし，mongoDBから取得したUTCであるか，それともSinatra側で生成したJSTか，判断する情報がなければ，.utc()を呼べばいいかわからないので，APIか何かのレスポンスにis_utc みたいなものが必要かもしれません．

Comments

[raccy]

決め打ちでunc()をしちゃうと言うのは確かにありですね。

mongodbからのデータの場合は、mongodb特有のIDが付いてくるのでそれで判断はできると思っています。でも、それで条件分岐するのもなんか嫌な形になると思っています。なるべく同じコードでエレガントに…そんな方法がほしいのです。

[退会済みユーザー]

ではすべてのタイムゾーンに対して， .utc().tz('Asia/Tokyo') でゴリおしてしまう...という手もあります，if 文が消えることがエレガントとするのであれば，エレガントかも知れませんが，普通に考えてエレガントではないですね．．．

```
var moment = require('moment-timezone')

var sample1 = '2016-06-26 00:00:00 +0900';
var sample2 = '2016-06-25 15:00:00 UTC';

console.log(moment.utc(sample1).tz('Asia/Tokyo').format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss Z'));
// => 2016-06-26 00:00:00 +09:00
console.log(moment.utc(sample2).tz('Asia/Tokyo').format('YYYY-MM-DD HH:mm:ss Z'));
// => 2016-06-26 00:00:00 +09:00
console.log(moment(sample1).isSame(moment.utc(sample2)));
// => true
```

Answer 3

試せていないので申し訳ないですが、UTCを扱う関数はあるようです。ただ、そのままパースできると思うので、moment.js のバージョンを確認してみてはいかがでしょうか。

// http://momentjs.com/docs/#/parsing/utc/
// http://momentjs.com/docs/#/manipulating/utc-offset/
// http://momentjs.com/docs/#/parsing/parse-zone/
var s = "2013-01-01T00:00:00-13:00";
moment(s).utcOffset(s);

【Moment.js | Docs】
http://momentjs.com/docs/#/parsing/utc/

【.zone() always returns the local zone · Issue #611 · moment/moment · GitHub】
https://github.com/moment/moment/issues/611#issuecomment-16916541
（「ゾーンが無視される」に対して「直った」と返していると思う）

Comments

[raccy]

示していただいたコードだと"Fri Jun 24 2016 05:00:00 GMT-2500"になってしまいました。

moment.jsは、npm installで取得して確認していますので最新の2.13.0です(実環境も先日bower installで取ったばかりなので同じバージョンのはずです)。"+0000"とかであれば正常にパースはできるのですが、"UTC"という形での指定だとうまくパースしてくれないのが悩みなのです。Ruby側から"+0900"と"UTC"どちらがくるかわからないため、"UTC"だと決め打ちすることもできません。

[kei344]

いくつか試してみましたが、やはりUTCを関係の無い文字列として除外していますね。
https://jsfiddle.net/broto8ur/1/
質問で書かれている対策が手早いものだと思います。