javacでパッケージにあるファイルにパスを通すとき,参照したいファイルまでのパスを指定できない理由

Question

###質問
javaのプロフグラムをコマンドプロンプトを用いてコンパイルしてみようということをやっています。

コマンドを使ってパッケージにあるファイルにパスを通すとき、パッケージのルートディレクトリをパスとして指定します。
このとき、パッケージのルートディレクトリ以下、つまり参照したいファイルまでのパスを指定できない理由はなぜでしょうか。

参照したいファイルがあるフォルダまでのパス、コンパイルしたいファイルがあるフォルダがわかっているなら、コンパイルできると予想しましたが、できませんでした。

###具体例

以下のような状況があるとします。
フォルダの様子

source
   |
   |---\x
        |
        |---\y
             |
             |---HelloPackage.java
             |---RefPackage.class

ソースファイル

package x.y;
class HelloPackage extends RefPackage{}

これをコンパイルするコマンドは

>javac -cp source source\x\y\HelloPackage.java

ですが、

>javac -cp source\x\y source\x\y\HelloPackage.java

というようにまり参照したいファイルまでのパスを指定するとRefPackage.classが見つからないというエラーが出るのはなぜでしょうか。

Answer 1

コンパイルする対象のJavaソースコードは、javacから見たらどこにあるか分からないものなので、相対パスを指定します。

クラスパスは、そのクラスパスの起点からの相対位置でパッケージを判断するので、RefPackageクラスのFQCN（完全修飾クラス名）がx.y.RefPackageならば、起点から見てx\y\RefPackage.classがあると判断されます。

-cp source\x\yとしてしまうと、x\y\x\y\RefPackage.classがあるものと判断されますが、そんなファイルは無いので、クラスが見つからない、となるのです。

Comments

[zoemond]

なるほど！
確かに考えてみれば、そのような仕様にする方が安全性というパッケージの効果を発揮させることができそうです。（import,名前被り）
よくわかりました。ありがとうございます。