クライアント=発注元の一般企業等 の前提で話をすれば、
HTMLやCSSの技術的な「質」は基本的にその企業のビジネスに直接的な利益(すなわちお金)を
もたらすわけではないので、まず直接的に評価されることは無いですね。
テーブルコーディングだろうが画像だろうがなんだろうが、集客してお金を生み出す力がなければ
クライアントとしては一銭も払いたくはないでしょう。
そんな私はいわゆるそういう「クライアント」側からみればコスト以外の何物でもないHTMLコーダーとして
十数年フリーで食ってる輩ですが、発注側からみたHTMLコーダーの評価は理解しているので、
クライアント直の仕事は知り合いでもない限り一切請けていませんし、最初からそこで勝負しようとも思っていません。
フリーの技術力を正当な評価で買ってくれる可能性があるのは、
技術力+企画力でクライアントにソリューションを提供することができる制作会社や代理店しかありませんから、
私にとってはクライアント=制作会社や代理店になります。
どちらを相手に仕事をするのかによって、求められるスキル・知識の内容やレベルは大きく変わります。
一般的に発注元の一般企業(=直クライアント)を相手にする場合は、
できるだけ幅広いフルスタックの知識・技術があった方が良いですが、単に技術力を提供するだけではなく、
それ以上に相手のビジネス上の問題を解決するための提案力があるかどうかが評価の決め手となります。
従って、高い技術力やコードの品質が直接的にお金になるとは限りません。
逆に制作会社・代理店(元請け)を相手にする場合は、
技術力・品質・スピードのバランスが評価の決め手となります。
どれか1つでも欠けていたらダメです。いずれも「そこそこ」であっても、クライアント(元請け)が想定している範囲内に収まっていれば基本的には問題ありません。ただし会社によって「求めるレベル」には雲泥の差があります。
そこでは当然ですが「求めるレベル」が高ければ高いほど報酬も上がりますので、高い技術力やコードの品質はそれなりにお金になります。
ただし、たとえ後者であっても「HTML・CSSだけ」の場合にはやはり高額報酬はなかなか難しいでしょう。
コーディングだけ外注するケースであっても、最低限jQueryでよくある動的なUIくらいは組めなければ
それこそお小遣い的な仕事にしかありつけません。
今でさえそうなのですから、将来的には更に厳しくなることは想像に難くないですね。
なので、
フロントをやるにしてもコーディングは、ある程度のセマンティックなコーディングが出来れば、それ以上のCSS設計などは評価されないので、サーバサイドやダイナミックに動く誰にでもわかるフロント側のJSにその時間を使う方が良いのでしょうか?
という質門には「YES」と答えておきます。
HTML・CSS「だけ」ではこの先まともな勝負はほぼできませんので、
できるだけ早く他の武器も身につけておくことをお勧めします。
あ、一応念の為に言っておくと、「HTMLやCSSの勉強に意味が無い」と言っているわけではありませんよ。
HTMLについては正しい文法・用法である程度セマンティックなマークアップができるとこまでは到達しておくべきですし、
CSSについても仕様を理解した上でできるだけ効率的なコードを書けるようにしておいた方が良いです。
ただしそれはあくまでもスタートラインに立つための「基礎」であって、
極めたところでビジネスの現場で付加価値は産みません。
ですので、「基礎」まで出来たのであれば後は付加価値をつけるためのスキル習得にシフトすることをオススメします。
長々と書きましたが、何かの参考になれば・・・・
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