身近に使える？ バックグランウドプロセス

Question

linuxで &をつけるとバッググラウンドプロセスとしてコマンドを実行できるとありました。
バッググラウンドプロセスはどのような時に役立つのでしょうか？ プログラムとしては玄人が作る複雑なものを作るときに必要になる技術でしょうか？
なにか身近に使える例があったら教えてください。

Answer 1

バックグランウドプロセスは複雑なものとは関係ありません。
フォアグランドプロセスは端末を占有しますよね。
そのため、あるフォアグランドプロセスを実行中は他のプロセスを実行させることができません。(やろうと思えば、新たに別の端末を起動するなどが必要です)
バックグランウドプロセスは端末を占有しないため、時間のかかるプロセスなどはバックグランウドにしておくと、フォアグランドプロセスで別の作業をしたりできます。

Comments

[reotantan]

バックグランドプロセスとフォアグラウンドプロセスが同時進行しているときのPCに掛かる負担というのは、大したことはないのでしょうか？

[yoshi777]

もちろん、プロセスが動いている限りはなんらかの負荷はかかります。
それがどの程度かは、その処理の内容に関係します。
ただ、 ps -ef で見るとわかるように、そもそも多くのプロセスが同時進行しているので、1つくらいプロセスが増えてもたいしたことはないかもしれません。

[nob.]

もちろん、フォア+バックの負荷がかかります。
例えば、数ミリ秒で済む仕事を、10秒秒ごとに実行したいような場合、
この仕事をバックグラウンドで動かしておけば、9.99秒ぐらいはフォアの仕事に
CPUを使えます。0.1秒ぐらい(プログラムをタイプするような)フォアの仕事が止まっても、ほとんど影響はありません。

要は、フォアとバックの仕事の負荷と内容の問題です。

[reotantan]

お二人ともありがとうございました、理解が進みました。
またよろしくお願いいたします

Answer 2

私がいちばんよく使うのは、 emacs でファイルを編集中に Ctrl-Z で emacs をバックブランドにまわして
selll のコマンドに戻っていろいろ操作をしてから fg コマンドで emacs にもどるという使い方です。

vi でもおなじようなことはできるようです。

• 編集中のVimなど、作業中のプロセスを一時的にバックグラウンドに退避する方法 http://portaltan.hatenablog.com/entry/2015/08/27/104322

Comments

[unau]

横から失礼します。
emacs 内で Ctrl-Z を売った場合はバックグラウンドに行くのではなく、プロセスがサスペンドされるのではないでしょうか。
言い換えると、ps で見たとき、STAT が "R" (とか "S") になっているのではなく、"T" になっているのではないでしょうか。
フォアグランドで動いている emacs をバックグラウンドにまわすのは、「Ctrl-Z でサスペンドした後、bg」だと思います。何のメリットもありませんが。

ちなみに、私も emacs で作業中に、Ctrl-Z で一旦 emacs をサスペンドし、fg で復帰、というのはよく使います。