strlen関数　変換指定子%dでprintfできないのは何故でしょうか

前提・実現したいこと

書籍の復習問題にてstrlen関数をprintfで出力する際の変換指定子が書籍では%dとなっているのですが、実際コンパイルするとエラーが起き　
エラー文通りに変換指定子を%luにすると改善されました。書籍は2017年製のものでしたが、今はC言語の仕様が変化しているのですか？
エディタはVImでGCCでコンパイルしています。

発生している問題・エラーメッセージ

hukusyuu.c:7:37: warning: format specifies type 'int' but the argument has type 'unsigned long' [-Wformat]
printf("str1の長さは%dです\n",strlen(str1));
                    ~~        ^~~~~~~~~~~~
                    %lu
1 warning generated.###

C
1char str1[100] = {'h','e','l','l','o','\0'};
2char str2[] = "C_gengo" ;
3printf("str1の長さは%dです\n",strlen(str1));
4
5strcat(str1,str2);
6
7printf("str1に格納されている文字は%sです\n",str1);```
8
9### 試したこと
10Googleで検索しました
11### 補足情報（FW/ツールのバージョンなど）
12vim  version 8.2.1972

Milly

2021/05/05 08:00

Vim には関係しない質問のようです。質問について検索する人の邪魔になるのでVimタグを外したほうがよいでしょう。

行動規範の内容に同意します

回答2件

strlen の返却値の型は size_t ですが、これは符号無し整数であることしか言語仕様では定められていません。言語仕様の範囲内で処理系・実行環境の都合に合わせて選択することを許すように幅がある仕様なのです。 unsigned int 相当である場合もありますし、 unsigned long int 相当ということにしている処理系もあります。

size_t が unsigned int 相当である環境では printf でもそれが unsigned int であるかのように扱って良く、実際にそういう環境がかなり多かったことから古い資料ではそれを前提にしていることがよくあります。

しかし、 64bit 環境が主流になり、 64bit の都合に合わせた処理系が出てくるようになると前提が変わってきました。 size_t が unsigned int 相当でない場合が多くなってきたのです。そして今回の質問者の例では size_t が unsigned long int 相当であることを選択した処理系なのでしょう。

言語仕様的に言えば、書式指定が %d である (int を期待する) ところに unsigned long int を渡した場合の挙動は未定義です。 (「既定の実引数拡張」について検索してみてください。) そして諸事情から可変長引数の関数は型チェックが緩く、間違っていても正確に捕捉できないことがあります。

C99 以降においては size_t に対応する書式指定として %zu が用意されていますので、それを使うのが妥当です。

つまり、質問に対して端的に言えば「言語仕様は元から選択の幅があった」ということです。

投稿2021/05/03 15:47