null許容参照型でnullチェックを除外する方法

Question

#nullable enable

public class Hoge
{
  private object? A;

  public void Init()
  {
    A = new object();
  }
}

このようなクラスがあります。
Initメソッドは必ず実行されるため、Aフィールドにnullになる事はありません。

public class Hoge
{
  private object? A;

  public void Method()
  {
    string xxx = A!.ToString();
  }
}

Ａがobject?型のため、参照時にnullチェックを行うか、!マークを付けてnullチェックを回避する必要がありますが
毎回!マークを付けるのではなくAをobject?型ではなくobject型として扱いたいです

当たり前ですが、単純にobject型に変更するとコンストラクタでAに値を設定していないのでワーニングになります

[NotNull] private object? A;

少し前までNotNullAttributeを付けておこえば、上記を実現出来たのですが、この方法はバグだったのかVSを最新にするとワーニングが出るようになってしまいました。

Aをobject型として認識させるにはどうすれば良いでしょうか？

---

(追記:2021 4/4 12:32)

以下のようにプロパティにする方法も考えられますが、このような回避策ではなくフィールドのobject?型をobject型として認識させる方法を探しています

    public class Hoge
    {
        private object? _A;

        private object A
        {
            get => _A!;
            set => _A = value;
        }
    }

Comments

[退会済みユーザー]

C# 8.0 の null 許容参照型の話ですか？　そうでなければ、Object は参照型で Nullable<T> の T は値型ということなので、object? というのはエラーになるはずですが・・・

Answer 1

C# 8.0 の null 許容参照型の話と理解して・・・

Aをobject?型ではなくobject型として扱いたいです
単純にobject型に変更するとコンストラクタでAに値を設定していないのでワーニングになります

Init メソッドではなくコンストラクタで A を初期化してはいかがですか？　そうすれば、少なくとも警告が出ることはありません。

Comments

[fijino]

ご回答ありがとうございます。
コンストラクタで初期化していないものをnull 非許容参照型として扱うのはできないのですね。
属性か何かで出来ると勘違いしていました。

[退会済みユーザー]

もし何かの事情でコンストラクタで初期化できない場合は、宣言の行だけ警告を出さないように設定するのはいかがですか？

参照型の場合は T と T? で実態が変わる訳ではなく、注釈を付けて警告を出すようにしているだけだそうですので。

[fijino]

お返事ありがとうございます。
その方向で調べてみたいと思います。

Answer 2

警告はToString()に出てるんじゃないですか？

using System.Diagnostics.CodeAnalysis;
#nullable enable

public class Hoge
{
    [NotNull] private object? A;

    public void Init() => A = new object();

    public void Method()
    {
        // CS8600 Null リテラルまたは Null の可能性がある値を Null 非許容型に変換しています。
        string xxx = A.ToString();

        // 警告は出ません
        string yyy = A.ToString() ?? "Null!";
    }


    // 蛇足
    private object B;

    // CS8618 null 非許容の フィールド 'A' には、コンストラクターの終了時に null 以外の値が入っていなければなりません。フィールド を Null 許容として宣言することをご検討ください。
    public Hoge() => InitB();

    [MemberNotNull(nameof(B))]
    private void InitB() => B = new object();
}

---

通じていない気がするので追記

毎回!マークを付けるのではなくAをobject?型ではなくobject型として扱いたいです
少し前までNotNullAttributeを付けておこえば、上記を実現出来たのですが、この方法はバグだったのかVSを最新にするとワーニングが出るようになってしまいました。

xxxのところで「毎回bang（!）を付けるのが面倒だ」という話だと思っていたのですが、違うんでしょうか？

Aに警告が出るのは、ほかの方も指摘されているとおりです。

しかしxxxに警告が出るのは全く別の話です。
Objectではpublic virtual string? ToString()となっています。

Comments

[fijino]

ご回答ありがとうございます。
コンストラクタで初期化していないものをnull 非許容参照型として扱うのはできないのですね。
また、コンストラクタ内から呼ぶ関数内で初期化する場合はMemberNotNull属性を指定してあげればよいんですね

Answer 3

初期化式書くとか、
コンストラクタでダミーデータ入れるとかしかないと思いますよ

Comments

[fijino]

ご回答ありがとうございます。
コンストラクタで初期化していないものをnull 非許容参照型として扱うのはできないのですね。
属性か何かで出来ると勘違いしていました。