コンテナを立ち上げ中にホストOSで新しいファイルを追加したときに反映しない

Question

#質問
コンテナを立ち上げた中に、ホストOS(ローカル)で作成したファイルをコンテナ立ち上げ中に反映させたいです。
一度buildした時にローカルにあるa.pyのみをコンテナにCOPYしてコンテナを立ち上げた時、立ち上げ中にローカルで新しくb.pyを加えたときに再びbuildせずb.pyをコンテナにコピーすることはできますでしょうか？

FROM python:3.6

WORKDIR /app

RUN apt-get update

RUN pip install --upgrade pip \

COPY . /app/

CMD [ "/bin/bash"]

実行コマンド

docker build -t line/python .
docker run -it line/python

#やりたいこと

#このときディレクトリにはa.pyしかない
docker build -t line/python .
docker run -it line/python
root@1fb2f6bb85c5:/app#ls
Dockerfile a.py

#ローカルでb.pyを追加
root@1fb2f6bb85c5:/app#ls
Dockerfile a.py

#lsをしたときにb.pyが反映されるようにしたい
#再びbuildするとb.pyが反映するが、毎回するのは面倒

Dockerについてはまだ勉強中ですの、基本的な部分かもしれませんがよろしくお願いします。

Answer 1

立ち上げ中にローカルで新しくb.pyを加えたときに再びbuildせずb.pyをコンテナにコピーすることはできますでしょうか？

可能か不可能か、という問であれば、可能です。
ですが、その前にDockerの仕組みを理解した方が良いと思います。

まずDockerイメージのビルドと、実行中のコンテナ上での作業の違いを理解しましょう。
（ご参考）

イメージをビルドすると、「読み取り専用」のイメージレイヤが作成されます。
そのため、同じイメージから起動されたコンテナは全て同じものになります。

コンテナを起動すると、そのイメージの上に書き込み可能なレイヤを追加します。
起動中に行ったコンテナ内のファイルの変更は、起動中は保持されますが、これは揮発的なものなので、コンテナを終了すると捨てられます。

コンテナが起動中にファイルの追加・削除・変更等を行う場合は、ボリュームと呼ばれる特別な領域を割り当てるか、バインドマウントという仕組みで外部のファイル・フォルダを割り当ててからコンテナを起動する必要があります。（ご参考）

そのため、そのファイルをどのように扱いたいのか次第で対応が変わってきます。

追加したいファイルがそのコンテナのイメージに対する永続的な変更（コンテナを何度立ち上げても同じファイルが含まれて欲しい）であれば、再度ビルドしてイメージを新しく作る必要があります。

そうではなく、一時的に参照したい場合などであれば、通常はバインドマウントしたフォルダにそのファイルを追加します。

また、あらかじめネットワークで参照可能なように構成されたコンテナであれば、通常の仮想マシンのようにネットワーク経由でコンテナ内にファイルコピーを行うという方法も可能ではありますが、最初からそのような利用方法を想定したコンテナでなければ、無駄にネットワークの設定が必要になるため、やめておいた方が無難でしょう。

Answer 2

Image に追加したい場合

おそらくその方法はありません．Buildし直す必要があります

b.py を含むコンテナが欲しい場合

簡単な方法はディレクトリをコンテナにマウントし，b.py を保存したいディレクトリにコピーするのが簡単でしょう．
マウントしただけでも b.py を参照することはできますが，削除などすべての操作が反映されます．

マウントしただけの場合は追加で c.py を増やしてもそれが反映されることが利点です．