C++ istreamがios::binaryでオープンされているかどうか調べたい

Question

こんにちは。

std::istreamの参照を受取るクラスを書いているのですが、バイナリー・モードでオープンすることを、ユーザに強制したいと考えています。
渡されたものがstringstreamなら問題ない筈ですが、ifstreamの時は間違ってデフォルトのテキスト・モードでオープンされているとストリーム中の0x1AでEOFが発生し、頭が痛いのです。先ほどやってしまって無駄な苦労しました。

そこで、テキスト・モードでオープンされたistreamが渡されたらエラーにしたいのですが、方法ないでしょうか？
標準ライブラリ自身は把握している筈なので何かあると思うのですが、見つからなくて困ってます。

Answer 1

私も昔、これとほとんど同じ問題を研究したことがありますが、結論は「標準的な方法は存在しない」でした。

オープンモードはOS固有のものであり、Unix、Windows、Linuxなどで「テキストファイル」の扱いが異なることに由来します。推察ですが、取得方法が存在しないのは、下記の理由に依るのだと思います。

・ファイルを一度開いてしまえばモードをオブジェクト自身が知っている必要はない。
・ファイルとistreamオブジェクトの結び付けの後にモード切替ができる場合があり、監視コストがかかる。
(istreamは標準入出力が対応する場合もあるため)

次に、FILE*型やハンドルを取得する方法も試してみたのですが、これも上手くいきませんでした。
下記に参考となるStackOverFlowの記事を引用してあります。
http://stackoverflow.com/questions/109449/getting-a-file-from-a-stdfstream

以上のことから、私は、「標準的な方法は存在しない」という結論をとりました。

Comments

[Chironian]

回答ありがとうございます。

深く調べた結果、ないのであればなさそうですね。
でも、僅かな望みにかけて、今しばらく回答募集させて下さい。

ios::inとios::outは取れるようなのですよ。これらもOSから取れるとは限らないように思いますので、どこかで保持している筈です。そこに一緒に入れる仕様が規格にこっそり追加されてないかなとか甘い期待をしています。同じopenmodeですし。

しかし、ios::binary自体、MS-DOS時代から引っ張るテレタイプ用の"\r\n"対応ですもんね。互換性の維持のためとはいえ、未だにその悪夢に悩まされるって悲しいかも。

[majiponi]

> ios::inとios::outは取れるようなのですよ。
それは知りませんでした、ちょっと規格書と照らし合わせてみたいので、方法を教えてください。

[Chironian]

std::streambuf::seekoff()にopenmodeのios::inかios::outが渡されるようです。
この関数は恐らく、std::istream::seekg()関数を呼ぶと呼ばれるのだと思いますが、seekg()にopenmodeは指定しませんから、istreamが保持しているのではないかと推測してます。

【追記】
あああ、違いました。seekg()とseekp()で切り替えているのですね。見落としてました。
ってことは、in, outも保持してないですね。ならば無理か。