SwiftMailer本体に手を加えたくなければ、SwiftMailerも依存関係の解決にLaravelに似たコンテナの仕組みを持ってますので、RFCの文法チェックのクラスを入れ替えることが出来ます。たとえば\App\MyMimeGrammarクラスに入れ替えたければこんな感じ:
PHP
1 \Swift_DependencyContainer::getInstance()
2 ->register('mime.grammar')
3 ->asSharedInstanceOf(\App\MyMimeGrammar::class);
Swift_Mime_Grammarクラスを継承して必要なところだけ置き換えみたいな形でできるとかっこいいのですが、文法チェック用の正規表現の配列がprivateになっていて手の出しようがないのでまるごとコピーしてクラス名まわりを置き換えて使い、正規表現のlocal-partに関する部分を改造するのが楽だと思います。
PHP
1namespace App;
2class MyMimeGrammar extends \Swift_Mime_Grammar
3{
4 以下略
5
正規表現の修正については、local-partの中の問題の部分はdot-atomですがこれは他のところでも使われているのでこれを新たに作った別のものに置き換えるのがいいでしょう。「.」が末尾にくるパターンは昔ケータイメールが「.」をどこにでも許していた名残ですが、末尾だけでなく途中で連続するパターンなどもありますので救おうとしたらこのくらいまで緩めざるを得ないかと思います。(PerlですがEmail::Address::Looseを参考にしました)
PHP
1self::$_grammar['loose-dot-atom-text'] = '(?:'.self::$_grammar['atext'].'|\.)+';
2self::$_grammar['loose-dot-atom'] = '(?:'.self::$_grammar['CFWS'].'?'.
3 self::$_grammar['loose-dot-atom-text'].'+'.self::$_grammar['CFWS'].'?)';
4self::$_grammar['local-part'] = '(?:'.self::$_grammar['loose-dot-atom'].'|'.
5 self::$_grammar['quoted-string'].')';