MSVCでの/bigobjオプションについて

Question

Visual C++ 2015(Update 1)にて、テンプレートを多数使っているプロジェクトをビルドしているのですが、

fatal error C1128: セクションの数がオブジェクト ファイル形式の制限を超えています: /bigobj と共にコンパイルしてください

というエラーがcppに対して発生します。
メッセージ通りに/bigobjオプションを追加すれば解決するのですが、これをつけることによるデメリットに何があるでしょうか？
もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ご教授お願いします。

ここを見る限り、単にコンパイル時にメモリを多く使う程度のデメリットしかないような気がするのですが、いまいち自信がないのです。
マップ・ファイルを見てもセクションは数個しかないので、たぶんエラーメッセージが的確でないだけとは思うのですが。

Answer 1

/bigobj (.obj ファイル内のセクションの数を増やす)
これを読む限りでは、VC++2005より前のバージョンのリンカーではリンクできなくなるという副作用があるようですが、それが問題になるケースは極めて少ないと思われます。
Windowsストアプロジェクトでは既定で有効になっているとも書かれているので、気にせずに使っても良いのではないでしょうか。

Comments

[Chironian]

回答ありがとうございます。安心しました。

C++11の機能をバリバリ使っているし、u8が必須なのでmsvc2015以上対応ですから、問題ないです。

ところで、実はそのページ見てました。前半を読んでセクションは数個しか無いぞとスルーしてしまっていたようです。もっとちゃんと読まないと．．．お恥ずかしい。