docker-compose.ymlとDockerfileを併用する理由についてお尋ねします

Question

docker-composeに以下のように書くものをよく見ます。

services:
  web:
    build: Dockerfileパス

これはDockerfileパスにあるDockerfileからイメージを作成するということだと思いますが、なぜimageを使わないのでしょうか。
配布されているimageでは自分が使いたいimageがない。そこでDockerfile経由で使いたいimageを作成する、これを意図しているのでしょうか?
もしこの推測が正しいならDockerfileから作成したimageをdocker-compose.ymlにimage: 以前Dockerfileで作成したimageなんてことをしても良いのでしょうか？
つまり以下のようなことです。

services:
  web:
    image: (以前Dockerfileで作成したImage)

Answer 1

配布されているimageでは自分が使いたいimageがない。そこでDockerfile経由で使いたいimageを作成する、これを意図しているのでしょうか?

実際の意図はプロジェクトの作成者次第ですが、
docker-compose.yml で Dockerfile を使わざるを得ない理由としては、
そのとおりです。

Docker Hub などで公開されている既存のイメージを利用して問題ないのであれば、
利用した方が車輪の再発明を防ぐことができます

Dockerfileから作成したimageをdocker-compose.ymlにimage: 以前Dockerfileで作成したimageなんてことをしても良いのでしょうか？

Dockerfile を使ったイメージのビルドに時間がかかるようであれば、
そのようにした方が開発時の生産性が上がります

一方で、イメージの仕様の変更が度々必要な状況では、
都度、イメージの事前ビルドが必要になります

なので、Dockerfile 内の命令のうち、
仕様があまり変わらない部分を事前ビルド用の Dockerfile に移して事前ビルドし、
まだ仕様があまり固まっていない部分は Docker Compose 側の Dockerfile で都度編集すると
開発中にビルドにかかる時間を最小化でき、生産性が上がるのでおすすめです

Comments

[chapin]

質問に答えていただきありがとうございます。
疑問に思っていたことに加えて、速くビルドする方法も教えていただけて感謝しています。
この度はありがとうございました。