for i in x : のxの箇所ってなんていうの？

Question

これまでfor 文をPythonでたくさん書きました。

その際に for i in x : という命令を見たときに、iはループ変数などと呼ぶことがあります。
xは一般的に、シーケンスなど呼び方はあると思いますが、どんな呼び方がありますか？

Comments

[can110]

公式には「シーケンス」と呼びます
https://docs.python.org/ja/3/tutorial/controlflow.html?highlight=for#for-statements
が、それ以外の呼び方が知りたい理由はなんでしょうか？

[oook]

質問が悪くて申し訳ありません。
公式になんて呼ぶのか知りたかったです。

Answer 1

厳密に言うなら『イテラブル』でしょうか。
でも『シーケンス』でも『コレクション』でも、どれでも通じるとは思います。

for i in x: の x の部分だけを指す呼び方はおそらく無いです。
言語仕様上では『式リスト』と呼ばれているようですが、便宜上こう表現しているだけでしょう。

for_stmt ::= "for" target_list "in" expression_list ":" suite
["else" ":" suite]

式リストは一度だけ評価されます。その結果はイテラブルオブジェクトにならなければなりません。 expression_list の結果対するイテレータが生成されます。

引用元： 8. 複合文 (compound statement) — Python 3.8.4rc1 ドキュメント

イテラブルとコレクションとシーケンスの違い

イテラブル	__iter__を持ちます。
コレクション	__contains__、__len__を持ちます。コレクションはイテラブルです。
シーケンス	__getitem__を持ちます。シーケンスはコレクションです。

参考： collections.abc --- コレクションの抽象基底クラス — Python 3.8.4rc1 ドキュメント

Answer 2

単にシーケンスあるいはシーケンス型のオブジェクトでよいかと思います。
4.2. for 文