Amazon EC2 での Auto Scaling 設定について

Question

初歩的な質問で申し訳ありませんが教えてください。

Elastic Beanstalk を使い、EC2インスタンス1台、RDS1台の環境を構築まではしたのですが、
私はてっきりもう1つインスタンスを作ってロードバランサーを挟み負荷分散をするものと
思っておりました。
ファイルのアップロードもそれぞれのサーバに同一のものを転送すると思ってました。

希望している環境は、Web2台(ロードバランサーで分散化)、DB1台(既に構築済み)となります。

上記設定後、Auto Scalingという設定を見てみると、「最小インスタンス」「最大インス
タンス」という設定欄がありました。

これを2にすれば、私の想定していた環境がもしかしてできてしまい、また、ファイルの
アップロードも、それぞれのサーバに同一のものを転送するということはしなくて良い
（1台ではじめは動いていて負荷がかかってくると勝手にコピーされたインスタンスが
もう1台立ち上がる）、ということになるのでしょうか。

現在の設定のキャプチャも貼らせていただきますので、ご教示いただければ幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。

Answer 1

Elastic Beanstalk はいわゆる PaaS なので、あらかじめ ELB, AutoScaling を含んだ構成で作成されると思います。なので、AutoScaling のところはパラメーターを設定するだけでいいはず。

ただし、既に起動済みの EC2インスタンスをコピーするのではなく、AMI から EC2インスタンスを起動し、アプリケーションをデプロイします。Elastic Beanstalk の仕組みでアプリケーションをデプロイしているのであれば、そのまま利用できます。
EC2インスタンスにログインして独自にデプロイしているのであれば、AutoScaling で追加されたインスタンスについても、インスタンス起動後に独自にデプロイする必要があります。

標準の AMI ではなく、独自にカスタマイズした EC2インスタンスから AMI (ゴールデンイメージ)を作成し、その AMI からインスタンスを起動することもできるようです。

カスタム Amazon マシンイメージ（AMI）の作成

Comments

[grnfnt]

とてもわかりやすい解説ありがとうございます。
ほぼほぼ理解できました。
色々いじってみましたが、おっしゃられた挙動のとおりでした。

一つだけお聞きしたい部分としては、デプロイの部分です。
デプロイは平たく言うとファイルのアップロードにあたるものと思われますが、このデプロイで転送したファイルについては、AutoScalingで新たに立ち上がったインスタンスに組まれた状態になるということなのでしょうか。

そのようでしたら、更新されるファイルについては更新時にデプロイをスクリプトなどで行い、インスタンス立ち上げの際にそれも含まれるようにしたいと考えているのですが、このデプロイしたファイルがどこ位に保存されているのかが不明確であるため、いまいち理解できておりません。

Elastic Beanstalkでデフォルトで立ち上がるEBSは、ルートディレクトリからの指定になっており、ここに保存されているデータはおっしゃられた挙動のとおり落ちたりすると自動でterminatedされます。
であれば、デプロイしたデータはどこに行ってしまっているのだろうか、と思ったわけです。S3も契約しておりません。

長くなってしまいましたが、ご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

[TaichiYanagiya]

.war や .zip でアップロードしたものは S3 のバケット(自動作成)に保存され、新たに起動した EC2インスタンスに自動的にデプロイされます。