input.text.toString()の解釈

Question

Android Studioを用いてアプリ開発の勉強をしている学生です。

使用言語はKotolinです。

以下の点について理解が出来ていませんので回答をどうかよろしくお願いいたします。

 override fun onClick(v: View) {
            val input = findViewById<EditText>(R.id.etName)
            val output = findViewById<TextView>(R.id.tvOutput)

            val inputStr = input.text.toString()
            output.text = inputStr + "さん、こんにちは！"
        }

というコードにおいて、val inputStr = input.text.toString()　の解釈は
TextView型の変数inputのtextプロパティを参照し、toString()メソッドの引数にtextプロパティの値を渡しているという解釈で正しいのでしょうか？

また、input.textと入力した時点でtextプロパティのゲッターgetText()が裏で呼ばれて入力した文字列を引数としてEditable型で取得した後に返しているという私の解釈も正しいのでしょうか？

Answer 1

まず、inputはTextView型ではなく、EditText型です。
流れとしては

1. input.textでEditText型のtextというEditable型プロパティを取得

(TextView::textはString型（文字列型）ですが、EditText::textはEditable型といってややこしいです。注意!!)
2. toString()はEditable型の持つtoString()という関数を呼び出す。
（toStringにtextを渡しているという概念ではありません。Editable型のtext自身が自分をString化する能力を持っていると考えてください。）
3. 呼び出されたtoString()によりEditable型がString型（文字列型）に変換されinputStrという変数に格納される

Comments

[Kuukai64]

inputはEditText型でした。誤って入力してしまい申し訳ありません。
おかげさまで、少し理解が進んだ気がします。
ありがとうございます。
ちなみに、input.textで見えない関数getText()が呼ばれているという解釈は正しいでしょうか？

[quadii.shii]

その通りです。VM上で呼ばれているらしいですね。Javaなら明示的にgetText(), setText(String val)的な呼び方をしますが、Kotlinではそれを意識しなくてよいようにラップされているということです。
getTextという書き方でも動くとは思いますが、AndroidStudioに怒られますね。

[Kuukai64]

Kotolinは省略が多いので、便利な反面、初学者にはコードの意図が分かりづらくなるという側面がありますよね。
私はそれで苦しめられることが多々あります(笑)
丁寧に回答していただきありがとうございました！

[quadii.shii]

Javaをたくさん書いてきた人間から見ると「え、書かなくていいんですか？」という幸せ感のある良い減です。
これからも頑張ってください。

[quadii.shii]

もとい「良い言語」。失礼。