APIを使わずに情報を得る事について

Question

今、たくさんのAPIが公開されていると思います。
それぞれがとても便利なのは分かっているのですが、それをアプリに組み込んでリリースした時に、多くの人が利用したせいでアプリとしての機能を損なっては意味がないので、APIを使わずに開発をしようかなと考えています。
それは悪い事ではないのですよね？

Answer 1

みんなに使ってもらいたいとの意図を持って開発・公開されているAPIならどしどし使えばいいのでは？
特にマネタイズされているAPIの場合使ってもらわないと開発元も困ってしまいます
例えばアクセス数だったりアクティブユーザー数だったりの指標を元に資金調達をしていたりもするかもしれません

逆に

それは悪い事ではないのですよね？

みたいな遠回しな聞き方をされると、非公式な方法でのアクセス(例えばAPIが用意されているにも関わらずスクレイピングで済ましてしまう等)を行うことの是非の確認を求められているように感じる人も出てくるのでは？

ただ他者に依存した実装をした場合、その依存性に起因する問題の解決(例えばAPIのバージョンアップ、サービスの停止、終了等)については気を配っておかないといけませんね
なんらかのストアに出しているアプリでは、使っているAPIが意図した動きをしないがために理不尽なマイナス評価をもらったりすることも多々あります

Answer 2

法に触れたり他人の権利を侵害しない限り悪いことなどありません。思うままにプログラミングはして良いのです。

それとは別の話として。
「アプリ」とは「アプリケーション（応用）プログラム」の略です。応用、つまり既存の部品を組み合わせて利用することで組み上げられたプログラム、という意味です。アプリを作ると言っている時点で、各種APIを利用することをすでに意図しているのです。Webで公開されているAPIを使わないとしても、言語が用意している標準ライブラリもOSが用意しているシステムコールもAPIです。

そういうあたりを含めて柔軟に考えていただければと。

ちなみにこれは概念というか用語になりますが、他人の用意したAPIを使って応用プログラミングすることを「高レベルな」「高級な」、逆にできるだけAPIを使わずに基本的な道具を（例えばシステムコールだけを、CPU命令だけを、など）使ってプログラミングすることを「低レベルな」「低級な」と表現します。「低レベルな」「低級な」というとけなしているようですがプログラミングの世界ではそういうニュアンスはありません。

Answer 3

API に限らず、OS / 開発言語 / ライブラリ / フレームワーク等々の組み合わせの判断は、仕事で枠組みが決められているならばともかく、そのような前提条件が無いならば、開発者自身が決めれば良い問題であり、単純な話（ライセンス違反等、法的なりの問題がない限りにおいては）自分のゴールが最短距離で取れる方法を選択すれば良いと思いますよ。