Java ベースのアプリケーションを運用環境で動かす際に、 本来であれば JRE で十分であるのにも関わらず、 JDK をインストールして動かすことに、 何らかのリスクや弊害はありますか?
背景
Java 11 以降、 Java ではいわゆるパブリック JRE が提供されなくなりました。
Java 11 以降の Java ベースの商用アプリケーションを、 コンシューマに提供して実行する場合、 本来であればそのアプリケーションの開発元・ライセンス元が、 アプリケーション内にカスタマイズされた JRE を同梱して配布すべきだと認識しています。 (※1)
ところが、 一部の商用アプリケーションでは、本来 JRE のみで動作するはず (※2) なのに、 動作環境として JDK 11 のインストールを求めていることがあります。
システムにインストールされた JRE を使って動作させる弊害がいくつかある (※3) ことは把握しています。
JRE ではなく JDK をインストールすること自体にも、 "Development Kit" というくらいなので、 運用環境にインストールさせるようなことが本来想定されていないのではないかと、気になっています。
※1: Oracle の 『ライセンスと配布に関するFAQ』より https://java.com/ja/download/faq/distribution.xml
※2: 同じアプリを Java 8 上で動作させる場合は JRE のみのインストールしか求めていないため。 (このため、 中には本当に Java 11 以降の場合に限り JDK にしか含まれない仕様を必須としているものもあるかもしれないが、 とりあえずその可能性は除外して考えてください。)
※3: システム上で複数の Java ベースのアプリを動かす場合などで、 Java のバージョンを上げられないジレンマが起きやすいことや、 Oracle Java のライセンス変更によりコンシューマが個々に Java の有償ライセンスの解決を行わなくてはならないことなど。 https://www.oracle.com/technetwork/jp/articles/java/ja-topics/jdk-release-model-4487660-ja.html
補足
もし、 JDK で動作させることにリスクや弊害があるのであれば、 それを理由に、 アプリケーションに JRE を同梱して配布するように働きかけることにプラスにならないかなという魂胆もあります。。。
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