RDBにおけるキーとインデックスの違いはなんですか？

Question

初歩的な質問です。

リレーショナルデータベースでは、以下のような表現があると思います。

• 主キー
• 外部制約キー
• サロゲートキー
• 自然キー
• ユニークインデックス
• 全文インデックス

ふと、これらの キー と インデックス の違いは何なのだろうと思いました。
index key 違い -主キー -プライマリキーのようなワードで検索してみたのですが、あまり良い結果は得られず・・・(主キーとプライマリキーを除いているのは「主キーとインデックスの違い」のようなページが多くヒットしてしまうので)

違いがわかる方、ぜひ教えて下さい。

Answer 1

これらのキーとインデックスの違いは何なのだろうと思いました。

データベース設計に関連してくる主キー、外部キーは別とすれば、キーは論理的な概念で、「表の中からレコードを特定するのに必要な情報」という意味合いです。データベースの単なる列でも、1行を特定するために必要な情報（の組）がキーとなります。

一方、インデックスはデータベースの物理的構造に関わる概念で、「この列で検索するのを高速化するために仕掛ける特別なデータ構造」のことを言います。

ということで、キーとインデックスは直交する概念です。「全文検索インデックス」などが代表的ですが、キーとならない列にインデックスをかけることもありますし、逆にデータ上ユニークになる、キー列にインデックスをかけないことも、状況によっては存在します。

Comments

[chiroruxx]

とてもわかりやすい説明で理解できました！ありがとうございます！

Answer 2

RDB においてキーは、「レコードを特定、ないしは紐付けるためのもの」です。

これに対してインデックスは、検索時に素早く行うための情報であって、一意性とは無関係です。
※一意であることを保証するユニークインデックスというのもありはしますが、あくまで特殊例です

例えば書籍で考えると、書籍には ISBN という「書籍を特定するための番号」があります。
※同一 ISBN 番号で複数の書籍があることはない。また基本的には同一名称の書籍でも、版が異なると ISBN 番号が異なる

しかし実際に書籍を検索する時を考えると、ISBN 番号ではなくて書名・著者名・出版社などといった情報から絞り込むことになります。
そこで絞り込みに使用する情報に関しては、あらかじめ分類分け（索引）しておくことで、検索の手間が減ります。この索引がすなわちインデックスです。

特性上、プライマリキーは必ずインデックス（ユニークインデックス）になりますが、逆は正しくありません。

Answer 3

キーという表現は概念を含みます。
対して、インデックスは物理的な実装です。

例えば、自然キー（ナチュラルキー）はプライマリまたはユニークインデックスの何れかで実装します。