ViewModelとModelのデータの持ち方について

Question

前提・実現したいこと

WPFを勉強しています。
MVVM、レイヤーアーキテクチャを参考にパワーポイントのような図形を配置、移動するアプリケーションを検討しています。

構成としては以下の機能です。
スライドエディタ
スライド一覧
図形プロパティ一覧

レイヤーは以下です。
プレゼンテーション層
View
スライドエディタ、スライド一覧、図形プロパティ
ViewModel
スライドエディタVM、スライド一覧VM、図形プロパティVM

アプリケーション層
アプリケーションサービス
スライドエディタ操作、スライド一覧操作、図形プロパティ操作
ドメイン層
ドメインサービス
スライドサービス、スライドリポジトリ(IF)、図形サービス、図形リポジトリ(IF)
ドメインモデル
スライド、図形
データアクセス層
リポジトリ
スライドリポジトリ、図形リポジトリ

発生している問題・エラーメッセージ

①スライドエディタがタブなどで複数表示できる場合
開いている画面一覧はどこで管理するのでしょうか。ViewModelでしょうか。

②スライドエディタから図形を移動、図形プロパティ一覧から座標を変更する場合
選択中の図形(複数も可)はどこで管理し、どのように2つの機能を同期させるのでしょうか。スライドが管理し、必要な機能がそれを参照するのでしょうか。

Answer 1

ステートフルなModel(※参考)であることが前提です。

1.「開いている画面一覧」を「管理」する必要があるならModelが相応の層を持つべきです。
単にViewの状態ならもちろんViewだけで完結していいわけですから。

2.ステートフルなModelならやはりModelが相応の層をもちます。
スライドエディタVMが参照するModelと、図形プロパティVMが参照するModelの両方が、共に参照するModelを作ってもいいし、Model間で通信やイベントのやり取りをしても良いです。

※参考MVVMパターンの常識 ― 「M」「V」「VM」の役割とは？

Comments

[hihijiji]

アプリケーション層、ドメイン層、データアクセス層及びその中身はMVVMの概念にはありません。
それらはMVVMでは全てModelです。

[ppoteke]

回答ありがとうございます。
2について、タイトルとは少し異なりますが、追加で質問してもよろしいでしょうか。

>共に参照するModelを作ってもいいし、Model間で通信やイベントのやり取りをしても良いです。
　前者の場合、片方の変更をもう一方が監視する手段はございますでしょうか？
　後者についても手段にどのような方法がございますでしょうか？

INPCを実装するのかと考えましたが、監視側でそのデータを加工する必要がある場合などの方法がわかりませんでした。
(複数選択時の図形プロパティ一覧は選択した図形をチェックして加工する必要が出てくるため)

[hihijiji]

まずステートフルなModelを作るにあたって、監視をしようとするといきなり複雑になります。
「管理はするけど監視はしない」ことを念頭に置かないとコードが爆発的に増えます。
1.できるだけ監視せず公開のみ行う
2.ReactivePropertyでパスする
3.監視せざるを得ない場合はPropertyChangedEventManagerを用いる

[hihijiji]

イベントのやり取りは、MVVMインフラが大概その機能を持ってますからそれを使ってます。
Prism なら PubSubEventです。
通信はもっと広い意味で、Webサービスやデータベースアクセスやイントラネットのメッセージなどです。
それらを使う場合は専用のインフラの開発が必要になるケースがほとんどでしょう。