list型を継承したクラスについて

Question

インスタンスメソッドでインスタンスにlistを代入しているのに、selfが変わらない理由を教えてください。

class superlist(list):
	def __init__(self):
		list.__init__(self)

	def cor(self):
		sub = list()
		for i in range(len(self)):
			if self[i] not in sub:
				sub.append(self[i])
		self = sub
		return self

i = superlist()
i += [1, 2, 3, 4, 5, 5, 6, 7, 7, 5, 3, 2, 1, 21, 1, 21]
print(i.cor()) //重複要素なし
print(i) //変更以前と同じ。なぜ？？？？

Answer 1

Pythonにおいてselfはただの仮引数(つまり、関数内ではローカル変数扱い)であり、予約語でも特別なもののでもありません。慣習として、インスタンスメソッドの第一引数をselfと書いているだけで、別にaとかobjとか書いても動きます。

ですので、self = subは単純にselfというただのローカル変数に代入しているだけで、オブジェクト自体を変更しているわけではありません。ではどうするかというと、self = subの部分を下記に置き換えてみてください。

self[:] = sub

self[:]はself[0:len(self)-1]と同じで意味で、リストの全ての要素のインデックスを表し、それに別のリストを代入することでリストの全要素が置き換わります。