Undifinedの可能性がある値の適切な使用方法

TypeScriptにおいて、strictPropertyInitializationをtrueにしていると値がUndifinedである可能性を含むようになるかと思います。

process.env.NODE_ENV // string | undifined
process.env.NODE_ENV.length // Undifinedである可能性があります。

###試したこと
コードを書く上で、値の中身がstringである確証があっても「Undifined可能性がある」という理由でコードが通りません。
迂回方法と2つ方法を取っております。
① 事前に定義した変数へ代入する

let node_env:string;
if(typeof process.env.NODE_ENV === ’string’){
  node_env = process.env.NODE_ENV;
}
node_env.length // 文字数が出力

②「!.」を使用する。

process.env.NODE_ENV!.length // 文字数出力

その他、「キャストさせる」や「strictチェックを解除する」方法がありますがアンチパターンだと聞きますので除きました。

###質問
Undifinedの可能性がある値の適切の扱い方はどういった方法なんでしょうか？
私が記述しました、
①の方法はコードが冗長になりあまり良い書き方ではないと思います。
②の方法、ネットでチラ見してから使うようになりましたが、tsconfigでstrictチェックしないように設定していると変わらないような気がします。

コードを書く上で使用する値のほとんどがUndifinedの可能性を含んでおり、早めに理想の書き方を思い質問させて頂きました。
何卒よろしくお願い致します。

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

僕でしたらNullish CoalescingとOptional Chainingを使います
結論から言うと

typescript
1const x = HOGE.bar?.length ?? 1

これでxはnumber型に推論されます、とても嬉しいですね。

Playground

何をやっているかと言うと、まずHOGE.bar?.lengthについて、HOGE.barがstringの時(=null,undefinedでない時)はHOGE.bar.lengthを、undefined(かnull)の時はlengthまでアクセスしようとせず、その場でHOGE.barを(つまりundefinedを)返してくれます。
これがOptional Chainingです。

そしてHOGE.bar?.length によってnumber値かundefinedが返されるようになるわけですが、後ろの ?? 1によってこれがundefined(かnull)を返していた時、デフォルト値として1を返すようにしています。
これがNullish Coalescingです。

undefinedかnullを返しうる値を扱う時は、僕はこう言う風にデフォルト値を与えて処理しています(突き詰めるとケースバイケースに至りそうですが)

ちなみにこの二つの機能はtypescript@v3.7から追加されたモダンなものなので、実プロダクトで使う時はtypescriptのupdateをしましょう

(といっても僕はts歴が浅く(プログラミング歴自体も浅い)もっといい方法があるかもしれませんが。。)

投稿2019/12/20 10:44