union代入時の記述について

Question

struct something
{
  int n;
  void print() const { std::cout << n << std::endl; } // const
};

int main()
{
  something s1 = { 123 };

  union
  {
    void (something::*memfun)() const; // const
    void (*print)( const something& ); // const
  };

  memfun = &something::print;
  print(s1);
}

(https://qiita.com/rinse_/items/0139dd8598f2d58e668c より引用)

上記コードの

    void (something::*memfun)() const; // const
    void (*print)( const something& ); // const

が何をしているのか全く分かりません。

すみませんがご教示いただきたいです。

Answer 1

何をしているのか全く分かりません。

どちらもunionのメンバの宣言です。

• void (something::*memfun)() const;…somethingのメンバ関数を指すポインタ
• void (*print)( const something& );…const参照を引数に取る関数へのポインタ

Comments

[__ook]

memfunというのは…ここで新しく宣言されているのですか？
なぜsomething::*memfunという書き方になるのか…いまいちわかっておらず…すみません。

[maisumakun]

> memfunというのは…ここで新しく宣言されているのですか？

はい。

> なぜsomething::*memfunという書き方になるのか

構造体のメンバ関数へのポインタを宣言するには、どの構造体か特定する必要があります。

[yumetodo]

memfunはフィールド名ですね。C言語譲りの関数ポインタの型の記述法が変態すぎるのでアレですが、
using memfun_t = void (something::*)() const;
using print_fn_t = void (*)( const something& );

union
{
memfun_t memfun;
print_fn_t print;
}
とすれば見やすいかも・・・？

[__ook]

ああ…
なるほど…関数ポインタの宣言ってこんなに特殊なのですね…
なるほど…なるほど…ありがとうございます。

[yumetodo]

補足ですが、void (something::*)() const;のsomething::は実質thisポインタの型とお考えくださいな。
関数の創世から深淵まで駆け抜ける関数とはなんぞや講座
https://qiita.com/yumetodo/items/cdfb41781d32d98be1b4
も良ければ

[__ook]

ああ…すごく理解が深まりました。本当にありがとうございます。