いくつかの点で誤解されているように思います。
①サイトの表を見ると、「カテゴリー」と「タグ」は元々の投稿でのみ使える言葉ということがわかりましたが、この理解でよろしいでしょうか?(逆に、カスタム投稿では、カテゴリー、タグという概念は使えない。)
タクソノミーについて理解が深まると、この疑問は生じないはずなので、敢えて回答しません。
②「カテゴリー」が「タグ」の上位概念(カテゴリーを前提としてタグがある)という理解であっていますでしょうか?
先のご質問に対しても回答した通り、この理解は間違っています。そして、この点がしっくり来ないうちはタクソノミーの理解も難しいと思うので、少し補足します。
そもそも、概念の上下関係というものを誤解されているように思います。
上位概念、下位概念、同位概念および同一概念
ある概念が、別の概念に対して「下位」であるとは、
より特定の、より個別の、より具体的な一部のものを指す。
ということです。
例えば、Wordpressではカテゴリーに階層を設けることが出来ますが、
親カテゴリーと子カテゴリー
この場合、親カテゴリーに属する概念(分類の仕方)と子カテゴリーに属する概念(分類の仕方)には上下関係があります。Windows PC で言えば、フォルダーとサブフォルダーの関係です。
しかし、仮にタグのタームに全く同じ言葉が登場したとしても、カテゴリーのタームに登場する同じ言葉とは上下関係にありません。タグと言うのは、言ってみれば、良く使うファイルのショートカットをデスクトップに作成するようなものであり、フォルダー~サブフォルダーのような上下関係とは全く 次元の異なるもの です。
言い方を変えれば、目的や使い方が全く異なります。一般的に、個々の記事はどれか一つのカテゴリーに分類します。ファイルの実体が複数のフォルダーに跨がって入れられないのと類似しています。カテゴリーはその様に整理した方が分かりやすいので。一方、タグは複数の記事の内容を関連付ける為に任意のキーワードを好きなだけ割り当てることが出来ます。
更に例えるならば、数学の座標のX軸、Y軸と同じように、一方が上位で他方が下位ということはありません。
表で表した場合に同じカラム(列)に記載された言葉(概念)に上下関係はなく、同位です。
③自分で追加したタクソノミーについては、その種類によって自分で任意に名前(ここでは、カテゴリーとメーカー)をつけてもいいという理解でよろしいでしょうか?
やってみたことは無いですが、タームの命名規則にその様な制限は無かったと思うので、出来るのではないでしょうか。まあ、聞くまでもなく実際にやってみれば速くて確実ではないでしょうか。
タクソノミーと言うのは、カテゴリーやタグの機能を、より一般化したものです。
既定の投稿タイプでは、「カテゴリー」「タグ」という決まった名前の2つの分類方法しか使えませんでした。しかもカテゴリーは、例え階層が異なっても同じ名前は使えないという制約があります。
しかし、カスタムタクソノミーを定義すれば、好きな名前の分類方法を幾つでも定義出来るので、高度で柔軟な分類が出来ます。また、定義したそれぞれのタクソノミーを、カテゴリー的に使うか、それともタグ的に使うかは、使い方次第です。
例えば、「おすすめ/一般」や「メーカー名」などは必ずどれか一つに属するのでカテゴリー的な使い方と言えますし、在庫しているサイズのタクソノミーを各商品に割り当てるならタグ的な使い方と言えます。
④この定義ではピンと来ません。具体例などで教えていただけないでしょうか?
最後にメタデータの意味ですが、言葉の意味がピンと来ない場合は複数の辞書やWebページを読んで見比べて見ることをおすすめします。難しい概念ほど、理解するのにたくさんの言葉(説明)を重ねる必要があるので。
端的な例を挙げると、表の見出し行の事です。リンク先の表で具体的に示すと、
データ:投稿、タグ、笑顔
メタデータ:投稿タイプ、タクソノミー、ターム
などです。
例えば、データとして「1」と書かれていても、そのデータが何を表しているのか、データの種類や性質、単位などのメタデータが定義されていないと、自動車の重量を表す 1t なのか、空豆のサイズが 1cm なのか、徒競走の順位が 1位 なのかが全く分からず意味のないデータになってしまいます。
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2015/12/15 01:34