【JavaScript】変数に代入される値について

Question

JavaScriptの入門書を読んでいて「？」となってしまった箇所があるので解説していただけると大変ありがたいです。

該当のコード

var x = 3;
var y = x++;
console.log(x); //結果：4
console.log(y); //結果：3

var x = 3;
var y = ++x;
console.log(x); // 結果：4
console.log(y); ///結果：4

上記のコードでなぜconsole.log(x)の結果が「4」で返ってくるのかが理解できません、、、（なぜ3のままではないのでしょうか？）
x+1の結果が代入されるのはyだけなのではないのでしょうか、、、？

初歩的な部分ではあるかもしれませんがどなたか解説いただけると大変助かります！
よろしくお願いいたします。

Answer 1

算術演算子 - JavaScript | MDN

このページの、インクリメントについての解説に載っています。
前置法と、後置法で返す値が変わるっていうことです。

また、上記に挙げたページにはっきりと書いてあります。

インクリメント演算子は数値を 1 ずつ加算し、値を返します。

とある通り、インクリメント演算子は、その変数自体の数値加算を行った上で、値を返すということになります。
なので、下記のようなことになります。

var x = 3;
var y = x++;

// と

var x = 3;
var y = x + 1;

// は、やっていることが（式がそもそも）違う

ということです。
後者は、xに対して加算処理を行いません。
あくまで、xに+1とした式の結果の値が返ってきて、yに代入されているだけです。

そして、同じインクリメントでも、その値を返す時、前置法と後置法で返す値（加算後と加算前の違い）が違うので、
今回の質問のような出力結果となります。

var x = 3;
var y = x++;

// と

var x = 3;
var y = ++x;

// は、xに対して加算しているのは違いないが、（最終のxの値は同じということ）
// 式自体が返す値が、加算前なのか加算後なのかの違いがある

Comments

[think49]

MDNの説明では「インクリメント演算子は数値を 1 ずつ加算し、値を返します。」とありますが、「加算だけでは自身(x)に再代入されない」という解釈も出来てしまって、質問者さんはその方向に誤解しているのかもしれませんね…。
(先入観を捨てて読むと、再代入されるようには読めませんでした)

[miyabi_pudding]

な、なるほど。
確かに。
少々噛み砕いて説明できるよう回答を修正してみます。
ありがとうございます。

[GenkiSugiyama]

@miyabi_takatsuk 様
ご回答いただきありがとうございます。
>>インクリメント演算子は、その変数自体の数値加算を行った上で、値を返すということになります。
↑こちらがものすごくしっくりきました！
think49 様のいう通り、「y = x + 1」も「y = x++」も右辺で使用されているxには値が再代入されないと認識しておりました、、、
初心者にもわかりやすい解説大変理解しやすかったです！ありがとうございました。

[miyabi_pudding]

GenkiSugiyamaさん>

> 初心者にも

そうでしょうか？
逆に、初心者さんでは、こんな質問は出ないかと思います。
代入に関して、しっかりと理解していなければ、本質問のような質問は出ないように思います。
細かいところではありますが、
代入などの基本的な動きって、けっこう大事になってきます。
ですが、実装をやっていると、忘れがちで、そこのドツボにハマったりします。
なので、いい理解の仕方をされているなーとお見受けします。

Answer 2

後方インクリメント(x++)について、次の2つは同じように動作します。

var x = 3;
var y = x++;

var x = 3;
var y = x;  // 先にyに代入する y=x=3
x += 1;  // 代入したあとに加算する x=3+1=4

一方、前方インクリメント(++x)は次の2つのように動作します。

var x = 3;
var y = ++x;

var x = 3;
x += 1;  // 先にxに加算される x=3+1=4
var y = x;  // 加算されたxを代入する y=x=4